オリックスのエース、山本由伸投手(23)が5日のDeNA戦(横浜)で、22年初の対外試合先発に臨む。

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2イニングの予定で、2番手には昨季新人王左腕の宮城が先発調整でスタンバイ。この流れで25日から敵地で戦う西武戦の開幕1、2戦が左右の両輪に託されることが濃厚となってきた。チームは10年以降、開幕白星がないが、昨季合わせて31勝(9敗)をマークした2人に、連勝&開幕ダッシュを託す可能性が高い。

山本は3日に大阪・舞洲で約50球のブルペン投球。「順調。試合で(打者が)どんな反応かすごく楽しみ。どんどんストライクゾーンに強いボールを投げたい」と腕ぶした。横浜スタジアムは昨夏の東京五輪で金メダルを獲得した懐かしの球場で「いろんな思い出があります」と力に変える。

中嶋監督は開幕投手について、2月の宮崎キャンプ最終日には「言いません!」と明かさなかったが、大本命の山本が2年連続の大役を任されることが決定的。昨季開幕は同じ敵地で西武に敗れ「リベンジしたい」と胸に誓ってきた。 また、6日DeNA戦(横浜)は先発ローテ候補の23歳右腕、山崎颯が先発予定。リーグ連覇&日本一へ若き投手陣が弾みをつける。【真柴健】

 

◆オリックス21年開幕1、2戦西武戦(メットライフドーム) 1戦目は3月26日で、山本が先発し7回を6安打4失点(自責点1)。初回に2点を失うと3回には森にソロ本塁打を浴びるなど2失点し3-4で敗戦。山本に黒星がついた。開幕2戦目は同27日で3-2で勝利。先発の宮城が初回に先制点を許したが、中盤に味方打線が逆転。7回5安打2失点(自責点1)で白星を挙げた。