楽天は、阪神先発の藤浪に対し、両打ちの田中和を含め、先発全員を左打者で並べた。浅村が2軍で調整中のため、元々左打者が多い布陣だが、キャンプから好調の和田や、ベテラン川島、炭谷らがベンチスタートとなった。

初回から、この打線が藤浪をとらえた。先頭の小深田、鈴木大が連続中前打で出塁。続く山崎の投前へのバントを藤浪がファンブルし、いきなり無死満塁。渡辺佳の一ゴロ(記録は一塁の野選)、銀次の中前適時打、小郷への押し出し四球で、1死も奪われずに3点を先取した。続く安田、黒川、田中和は凡退したが、1回だけで藤浪に43球を投げさせ、25分間に及ぶ攻撃となった。

楽天の先発は以下の通り。

1(遊)小深田

2(一)鈴木大

3(左)山崎

4(三)渡辺佳

5(指)銀次

6(右)小郷

7(捕)安田

8(二)黒川

9(中)田中和