巨人は29日、育成選手の香月一也内野手(25)と支配下選手契約を結んだと発表した。昨年9月に左肩を脱臼し、手術した影響でオフに育成選手として再契約を結んでいた。背番号は昨年まで着用した「66」となる。川崎市のジャイアンツ球場で、イースタン・リーグ日本ハム戦の試合前練習後、取材に応じた香月は「1回育成になって、悔しい気持ちで今年スタートして、こうやってまた支配下にしてもらった。本当にここから勝負」と喜びながらも、気を引き締めなおした。

現レッドソックスの沢村とのトレードでロッテから加入2年目の昨季は、39試合に出場し、打率2割3厘、3本塁打。いずれもキャリアハイの数字をマークした。長打力を備える左の強打者は「結果を出すしかないと思っている。結果を出すために練習して、1日でも早く1軍の戦力になれるように」と1軍での活躍を見据えた。