なかなか、1勝が遠い。日本ハムは逆転負けで、今季初勝利は、またもお預けとなった。2点を追う9回、3者凡退で試合が終わった瞬間、新庄剛志監督(50)は、くるりときびすを返し、ダッグアウトの奥へ姿を消した。悔しくないわけが、ない。公式戦で初めて会見場に姿を見せず、球団広報を通じ「明日!明日!」と、短いコメントを残すに留めた。
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先発の加藤は5回まで申し分ない投球で、山賊打線を手玉に取った。低めへ直球と変化球を丁寧に投げ分けて、的を絞らせなかった。辛抱強く、味方が1回に奪った虎の子の1点を守っていたが、6回、2死走者なしから突然、崩れる。1番の鈴木から7番栗山まで、まさかの7連打を浴びて大量5失点。1アウトが遠く、魔のイニングに沈んだ技巧派左腕は「6回に最少失点で乗り切れなかった悔しさしかないです。先制してもらっていながら、リードを保つことが出来ず申し訳ない気持ちです」とコメントし、武田投手コーチは「(2死走者なしから打たれた)1本のヒットが、彼を追い詰めて行った。本人はショックでしょうけど、乗り越えて欲しい」と、思いやった。
試合前には、北京五輪で銀メダルを獲得したカーリング女子日本代表「ロコ・ソラーレ」の5選手が、6年ぶりに札幌ドームのファーストピッチに登場した。前回登場した16年は最終的にチームは日本一になっており“勝利の女神”たちの御利益にあやかりたいところ。25年ぶりの開幕5連敗で開幕6連敗を喫した97、54年の球団ワースト記録が近づいてきたが、シーズンは始まったばかりだ。【中島宙恵】



