日本ハム吉田輝星投手(21)が9回に登板し、直球を軸にロッテ打線を3者凡退に抑えた。

先頭の安田には147キロ真っすぐで一ゴロ。続くエチェバリアは高めの148キロ直球で詰まらせて二飛。最後はルーキー池田に対して、カウント2-1から高めの149キロ直球で空振りを奪って追い込み、最後は再び149キロ直球を外角低めに決めて見逃し三振。投げ終わった後はマウンド上で飛び上がるほどの躍動感たっぷりの投球に、この日一番の笑顔で拍手を送った新庄剛志監督(50)は試合後に「指に、かかるようになってきましたね」と評価した。

武田勝投手コーチ(43)も「ここ2試合はストレートのラインというか、軌道がしっかりしてきた。無意識に腕が振れるようになったと思う。フォームを探しながらマウンドに上がる姿はないので、バッターとしっかり対戦してくれているのがポイントだと思う」と、好投を分析した。