最速151キロ右腕でプロ注目の関学大・西隼人投手(4年=福岡大大濠)は、1学年先輩で広島ドラフト1位黒原の力投に発奮した。先発して6回を7安打1失点。「四死球はなく、リズムもつくっていけたので、これから状態も上がってくる」。この日は最速148キロ。カットボールでフライアウトに仕留めるなど、配球に工夫した。

前日8日の阪神戦(甲子園)に黒原が救援登板し、佐藤輝を空振り三振に仕留めるなど3者凡退だった。西は「昨日、黒原さんの投球をテレビで見ました。刺激をもらいました」と明かし、あらためてプロ志望を明言した。

この日は水口登間内野手(3年=関西学院)がリーグ戦デビュー。5番三塁で4打数無安打だった。父は元近鉄などの英二さんだ。また、佐藤太紀内野手(4年=関西学院)は兄が佐藤輝で、この日は初めてメンバー入りしたが、出場機会はなかった。