ロッテ佐々木朗希投手(20)がプロ野球28年ぶりの完全試合を達成した。

【ニッカン式スコア】10日のロッテ-オリックス戦のスコア

初回から歴史的な奪三振ショーを展開。自己最速タイとなる164キロの直球を中心に、140キロ台後半の高速フォークとのコンビネーションで、1回2死の吉田正から5回スリーアウト目の西村まで13者連続三振を奪い、64年ぶりに日本記録を更新した(これまでは57年阪急・梶本隆夫、58年東映・土橋正幸の9者連続)。

その後も順調にアウトを重ね、9回2死、27人目の打者となる代打杉本を空振り三振に打ち取り、快挙達成。94年5月18日に巨人槙原寛己が広島戦で達成して以来、21世紀初の快挙で、20歳5カ月での達成は史上最年少記録となった。

19奪三振も95年の野田浩司(オリックス)に並ぶ日本タイ記録。

試合後、ヒーローインタビューに立った佐々木朗は「最高です」と大歓声を浴びた。完全試合の意識は「正直あまり意識してないです。打たれたらそれでいいかなと思って、最後まで(捕手の)松川を信じて投げました」と喜んだ。