侍ジャパンの栗山英樹監督(60)が22日、ロッテ佐々木朗希投手(20)に感謝した。

甲子園で行われた関西学生野球リーグを視察。その際、10日の佐々木朗の完全試合に触れ「圧巻でしょう。終盤に何か起こりそうと思わないぐらい押し切っていた」と話した。

偉業により、若い世代全体が覚醒することを期待する。「佐々木朗希君が前に進めば、あの世代の若い人たちも一気に。切磋琢磨(せっさたくま)して前に進むのは、いいこと。ジャパンを預かる立場としては『ありがとう、朗希!』て、そんな感じ」と笑顔で続けた。

中止となったが、3月に予定していた台湾との強化試合で佐々木朗を代表に呼んでいた。「去年の終盤、もう来年は手が付けられなくなるなと思ったけど、まさに。あとは故障とか、体力的なものだけだった。思った通りにきている」。来春WBCに向けた選手選考は、まだこれから。ただ、佐々木朗の存在感は、栗山監督の中でも、さらに大きくなっている。