中日先発の高橋宏斗投手(19)が痛恨の1発を浴びた。

0-0の5回2死。中京大中京の先輩にあたる堂林に左中間スタンドへ先制点となる2号ソロを運ばれた。初回は140キロスプリットで見逃し三振。3回は中飛に打ち取っていたが、カウント3-1から投じた151キロを完璧にとらえられた。

5回まで毎回の8三振を奪う力投だったが、球数も110球となり、この回限りで降板となった。

◆堂林と高橋宏の中京大中京時代 堂林は3年夏(09年)の甲子園で「エース兼4番」として43年ぶりの優勝を果たした。投手として4勝、打者では打率5割2分2厘、1本塁打、12打点をマーク。決勝でも先制2ランを放ったが、6点リードの9回に日本文理(新潟)に5点を返された。試合後のインタビューでは「本当に最後は苦しくて…」と号泣。高橋宏は出場予定だった20年センバツが中止に。救済措置として甲子園で開催された同年夏の交流試合で智弁学園(奈良)戦に先発。最速153キロで延長10回5安打3失点で完投し、4-3で勝利した。

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