ロッテは楽天田中将に単打4本のみに抑えられ、今季7度目の0封負けを喫した。

絶好の先制チャンスを逃したのが響いた。5回、先頭のブランドン・レアード内野手(34)が左前打。安田尚憲内野手(23)も右前打で続き、無死一、二塁とした。ここで、山口航輝外野手(21)はバントを試みるも、送れず最後は空振り三振。後も続かなかった。すると、その裏、逆に2点を先制され、流れを失った。

強打が売りの山口だが、チーム方針として「レアード以外は全員バントあり」の方針で臨み、練習も行っていた。井口資仁監督(47)は「完璧に決められてないわけですからね。ああいうところで一発で決められるようにしてかなくちゃいけないと思います」と勝負の分かれ目を振り返った。

田中将の印象については「投球内容としては変わらなかった。結局、甘い球を我々が打ててないだけ。カウントを整えられて、打たされている」と話した。7回まで2失点と踏ん張っていた小島和哉投手(25)を援護できず、最後は大差で敗れた。

首位チームとの差を見せつけられた格好だが、井口監督は「バッティングコーチと選手たちがいろいろやってくれているけど、結果としてまだ出てない。結果を出さなくちゃいけない。何とか、明日また切り替えて」と、前向きに話した。

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