楽天が5月初黒星を喫して大型連勝が「11」で止まった。4月26日ロッテ戦(ZOZOマリン)から1分けを挟んで続けてきた白星街道が、ついに終点を迎えた。

投打で精彩を欠き、悪い流れが連動した場面について、石井一久GM兼監督(48)は自身の采配を反省した。「3回の浅村がバッターボックスで、僕の方から(一塁走者の山崎に盗塁のタイミングを自由に任せる)グリーンライトでサインを出したんですけども。あの場面、試合序盤という状況をいろいろ加味しても、あそこでアウトになることはいけないので。そこに関してのは僕の采配ミスというか愚策というか。そこが、その後の4回の失点につながったので、ちょっとチームに迷惑をかけたかなというのはあります」。

振り返ったのは3回の攻撃。2死一、三塁で打者が3番浅村の場面で、盗塁のタイミングを任されていた一塁走者の山崎が盗塁死となった。二塁ベースに滑り込むことなく、中途半端な形でチャンスを逃してしまった。直後の4回に先発した藤井聖(まさる)投手(25)が1死から与えた四球をきっかけにロッテの下位打線につかまって3点を先行された。

5回の攻撃では1死一、三塁で9番炭谷がセーフティースクイズを試みたが、打球は投手正面へ転がって三塁走者の黒川が本塁で走塁死。その後、2死満塁としたが2番山崎は二ゴロに倒れて反撃のチャンスを逸した。楽天救援陣は追加点を許さずに踏ん張ったが、打線は8回に4番島内の適時打で挙げた1点のみに終わった。

楽天は4月24日西武戦(ベルーナドーム)以来の黒星で、5月は9試合目にして初の敗戦。それでも32試合で24勝7敗1分け。勝率8割は切ったが、まだ7割7分4厘と異次元の数字は継続している。石井GM兼監督は「ここからね、もう1回しっかりとチームをコントロールしてやっていければなと思います」と、気持ちを切り替えた。

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