東洋大が3つ目の勝ち点を獲得し、単独首位に立った。

最速154キロ左腕・細野晴希投手(3年=東亜学園)が、8回4安打14奪三振1失点。専大のドラフト候補・菊地吏玖投手(4年=札幌大谷)とのエース対決を制した。

この日は自己最速タイ154キロの直球にカーブなどを組み合わせ、三振の山を築いた。細野は「直球は普通だったんですけど、カーブでカウントを取れたのが大きかったです」と振り返った。

10日の専大戦でも先発し、9回を3安打13奪三振無失点と好投していた。

中1日で2試合連続2桁奪三振に「投げる前は全身が張ってて、5回持てばいいかなと思っていました。実際に投げてみると意外といけた。5回くらいで『これは8、9回までいけるな』と思いました」と、うれしい誤算だった。

杉本泰彦監督は「(細野は)アマチュアの中では別格だと思います。力みなく今のボールを投げられるのがすごい。相手の菊地くんもいいです。細野とはとはまた違った意味のすごさがありますね」と話した。