ヤクルトが今季2度目のサヨナラ勝ちで3連勝を飾り、首位をキープした。

1点を追う9回1死一、三塁、青木宣親外野手(40)が阪神岩崎から右中間へ同点適時二塁打。なお1死二、三塁でホセ・オスナ内野手(29)が右翼へサヨナラ犠飛を放ち終止符を打った。ここまで打率2割台前半と不調だった2人が勝負どころで大仕事。青木は「なかなか打てなくて、ちょっとストレスたまってたので。よかったんじゃないですかね。オスナも」と笑顔を見せた。

野手最年長が、助っ人の決勝打を自分のことのように喜んだ。「(手術のため帰国した)サンタナがいなくなって、オスナも話し相手がいない中でのプレーになる。ストレスを感じるところもあると思う。自分が米国でプレーしていたときもそうだった」と自身の経験を重ねた。遠征先などで食事に出かけ「2人で、まだまだシーズン長いから、毎日1本、打ちにいこうとか。そういうことは伝えてました」と言う。

15日広島戦の引き分けに続き、本拠地でも粘り強さを発揮。青木は「こういう競った試合をとれているのはすごく大きい。少しずつ力がついていってるんじゃないかな」と、チームの確かな成長に手応えをつかんでいた。【鈴木正章】

▽ヤクルト・オスナ(9回1死二、三塁からサヨナラ犠飛)「最高な気持ちです。粘って最後にいい形で勝てたと思います」

▽ヤクルト・サイスニード(7回4安打1失点と好投)「中村の素晴らしいリードと野手の守備に引っ張られながら投げることが出来ました。信頼しているリリーフ陣につなぐことが出来たと思う」

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