阪神伊藤将司投手(26)が新型コロナウイルス感染からの復帰戦でプロ初完封勝利を飾った。

1回2死二塁、3回2死三塁、5回2死二塁、9回2死一、三塁のピンチで無失点。9回111球を投げ、無四球8安打で要所を締めた。

4月中旬に新型コロナウイルスを発症。2軍戦計3試合で11回2失点と好投を続け、4月6日DeNA戦以来約1カ月半ぶりの1軍マウンドでも快投を演じた。

阪神投手の巨人戦完封勝利は21年9月25日の高橋遥人以来。甲子園での完封勝利は15年9月28日の藤浪晋太郎以来、7シーズンぶりの快挙となった。

 

▼今季の阪神投手の完封勝ちは、4月5日DeNA戦西勇、同22日ヤクルト戦の青柳に次いで3人目。

▼阪神投手の巨人戦での完封勝利は、21年9月25日の高橋以来。無四球完封は、20年9月17日の西勇以来。生え抜き投手の無四球完封となると、13年4月9日の能見以来、9年ぶり。

▼阪神が巨人戦に3カード連続で勝ち越した。これは11年5月3~5日(東京ドーム)○●○、6月24~26日(甲子園)○○●、7月12~14日(甲子園)○○●以来、11年ぶり。前回この9試合で阪神は、ブラゼルが3本塁打。抑えの藤川が1勝4セーブと、投打の主役が持ち味を発揮した。

▼阪神はデーゲームで、5月8日中日戦(バンテリンドーム)から5連勝。通算でも9勝10敗とし、5割へあと1勝とした。また日曜日の試合でも、4月24日ヤクルト戦(神宮)から5連勝となった。

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