阪神青柳晃洋投手(28)にとってロッテ佐々木朗との投げ合いはプラス材料だ。順調に進めば27日のロッテ戦(ZOZOマリン)で完全男と対決が予想され、印象について「いやもうえげつないんじゃないですかね」と即答。ただ、どこか楽しげな口調で続けた。

「菅野さん、大野雄さん、佐々木朗希もそうですけど、エース級と投げ合うのは僕の中でプラスに捉えている。対戦して勝つのはすごく自信にもなりますし。中日戦みたいに大野雄さんがいい投球をすれば僕も乗っていけることもある」

イメージしたのは6日の中日戦(バンテリンドーム)だ。大野雄が完全試合ペースで投げ、青柳も9回まで無失点で食らい付いた。延長10回1死からサヨナラ打を浴びたが、途中1点でも失うと相手に快挙を許す重圧の中、調子を上げていった。新型コロナ陽性の影響で出遅れた今季はここまで6試合で4勝1敗。うち2勝は巨人菅野との投げ合いで、相手が強いほど燃えるタイプのようだ。

今回も「佐々木朗希は年下ですけど、すごい投手に変わりはない。いい投球されても、いい投球で返そうと思って投げることができるかな」と気合十分だった。リーグトップの防御率1・33の右腕が、ZOZOでさらにパワーアップしそうだ。【三宅ひとみ】

阪神ニュース一覧はコチラ>>