中日が、19年7月以来の7連敗を喫した。先発の高橋宏斗投手(19)が6回まで2失点で試合を作るが、打線が沈黙。西武与座に6回まで3安打1得点。7回からは救援陣に抑え込まれた。立浪和義監督(52)は「6回2失点はピッチャーの責任ではない。一番の問題は主軸。ビシエドあたりが状態を上げてくれないとなんともならない」と、苦渋の表情を浮かべた。

連敗要因の1つが先発陣の序盤の大量失点だった。それをクリアしても、勝利は遠い。下手投げの与座に苦しむ。「あのタイプは攻略が難しいのはわかっていた」と想定はしていたが、4番ビシエドも含め3番から6番がいずれも無安打では勝機も遠のくばかりだった。

これで借金は6。チーム状態は最悪に近い。地元CBCテレビの解説で球場を訪れたPL学園の先輩にあたる清原和博氏(54)には「常に前を向いて、連敗の悔しさを必ず取り返していけるように頑張ります。こういう試合を解説していただいて申し訳ないですが、必ずチームを変えていきます」と巻き返しを誓った。そして「まずは1つ、必死に勝ちにいかないと流れは変わらない」と、険しい表情で次戦を見据えた。

▽中日高橋宏(6回2失点で3敗目を喫し、5回に川越に許した勝ち越し打に)「川越さんに投げたスプリットは失投でした」

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