青学大、中大、日大の3校三つどもえの最下位争いは、既に1敗していた中大が青学大に勝利した。

中大のリリーフエース・西館勇陽投手（4年＝花巻東）が好救援で勝利につなげた。

3回途中から登板し、5回1／3を投げ4安打1失点。「序盤に野手が大量得点を取ってくれて気持ち的には楽でした」。前日の、日大戦では早いカウントから真っすぐを狙われたが、この試合では自己最速を更新する154キロをマークしながら、変化球で緩急をつけ打たせてとった。「打者1人1人としっかり向き合って、自分の持ち味を出しながら、投げて、その結果、0点に抑えることができたと思います」と声を弾ませた。

清水達也監督は（57）「春は西館が安定して投げて勝ち星を取ってきたので、最後は信頼して出している。苦しい中でも投げてくれて、今日はいい投球をしてくれた」とたたえた。

先発、リリーフ、どこでも投げる準備は万全だ。「今日のような投球をして、チームの役に立ちたい」。頼れる守護神が、1部残留へ向かうチームを力強く支える。