阪神が中7日で先発した青柳晃洋投手(28)の好投で交流戦初の連勝を決めた。8回2/3を投げ2失点、プロ最多133球の熱投でハーラートップタイ5勝目。完封こそ逃したものの規定投球回に再び乗り、防御率1・13でセ・リーグトップに返り咲いた。

打線は大山悠輔内野手(27)が2安打1打点、佐藤輝明内野手(23)が1安打2打点と中軸が機能した。

矢野燿大監督(53)の一問一答は以下の通り。

 ◇   ◇   ◇

-結果的に岩貞を使ったが、青柳は9回途中まで投げ続けた

「まあね、タカヒロ(熊谷)も簡単なプレーじゃないけどね。ああいうのをアウトにできるような選手になってこないとね。青柳にもそうやし。タカヒロ自身もそうやし」

 

-球数もいっていたが、青柳本人も9回はマウンドに上がるつもりだった

「もちろんゼロなんで。やっぱり、いっていいんちゃうかなと思うし」

 

-内容自体は

「俺もここで、もちろん試合をやっているけど、小さく動かすピッチャーっていうのはこの球場は合っていると思うし。ヤギには、今日もめちゃくちゃ風が強いわけじゃないけど、小さく、ちょっと速めに動かすボールはやっぱり有効やったし、そういう高さに投げられるから。向こうも、多分ゾーンを上げてっていうのを意識していると思うけど、それでもゴロを打たしたり、空振りが取れるというのは青柳の特長と、この球場と。それをしっかりやれたというのがあると思う」

 

-疲労考慮して登板間隔空けた中で好投

「そんなに疲労ってね。ヤギは普通に元気やし。そんなに大きな疲労というのはない中でも、ちょっとリズムが中6日と中7日では違う部分がある中で、こうやって投げてくれたのは本当にヤギ自身の力がついているということもあるだろうし。中継ぎもずっと登板が多かったんで昨日、今日と長いイニングを投げてくれているんで、そこらへんは助かるかな」

 

-初回、1点だけじゃなく2、3点と取れた

「最近、得点しても1点というのが多かったから。そういうところではやっぱり2点、3点と。途中も欲を言えばもうちょっと点を取れそうなところもあったから、まあまあもちろん毎回毎回、全部全部取れるわけじゃないけどね。まあもうちょっといけるところは行って、もっともっとムードとしてもね、乗っていけるようなことにできたらっていうのは俺のね、目線ではどうしてもそういうのはあるんで。まあまあ、その中でも、もちろんいい部分も出てきてるんで。早い回にやっぱり相手を崩しにいくっていうのはね、悠輔(大山)が最初いいところでつないでくれたっていうのがね、特に初回に関しては、チカ(近本)が出てっていうのはもちろんなんだけど、ノーアウト一塁、二塁もね、簡単な場面じゃないんで、それは大きかったと思うけどね」

 

-中野のバントヒットも絶妙だった

「そうやね、まあ、あいつも2年目になって、いろいろこっちはこれぐらいはできるだろうとか、そういう視野というか、野球勘とか、そういうものも成長してきてるかなっていうのはあるんで。去年は2番、ちょっと大丈夫かなという心配が去年は多かったけど、今年に関しては拓夢(中野)ならできるんじゃないのっていうところが増えてきているので。そういうところは、あいつは2年目で成長している部分は、ああいうドラッグというかセーフティーというかそういうところに出たり」

 

-糸原も昨日、今日といい働きを

「ねえ。やっぱり佐々木(朗希)から打ったのがうれしかったみたいで。まあまあ、そういう、何でもね、自分のテンションを上げながら。やっぱり1年間は長いんで、いい時ばかりじゃないんで。逆にいい時って短いんでね。いい時をちょっとでも長くできるように、悪い時を短くできるようにやっていかないとしゃあないんで。健斗(糸原)もだいぶ戻ってきたんで、チーム全体を上げないと、というのは課題なんで」

 

-佐藤輝はしっかり得点に絡んだ

「もちろんホームランも打ってほしいバッターやから。昨日みたいに試合を決めるのをファンも期待しているしね、俺らももちろん期待しているし。でも、やっぱり打順的には打点をどう挙げるかっていうね。逆に泥臭い1点が欲しい場面もあるし、そういうところで、あいつ自身もそういう意識を持ちながら打席には入れているので。結果はまだ、うまくいったりいかなかったりするけど、打点を挙げていきながら、ホームランも増やしていってくれたらと思う」

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