父に元プロ野球選手を持つ、慶大の清原正吾内野手(2年=慶応)と、前田晃宏投手(1年=慶応)が、仲の良さをうかがわせた。

早大戦に、2人そろって先発。プロ通算525本塁打の清原和博氏(54)の長男、正吾は「4番・一塁手」で4打数1安打1打点。元広島の前田智徳氏(50)の次男、晃宏は初先発し4回を被安打1の無失点だった。

試合後、前田は堅実な守備を見せた清原について「ショーバンも捕ってくれたし、頼もしかった。すごく助けられました。声もかけてくれて、うれしかったです」と感謝した。

しかし「どんな声をかけられたかは…集中していたので覚えていません」と苦笑い。隣にいた清原が、すかさず「覚えてないんかい!」とつっこみ、笑いを誘った。

同じ慶応出身で、1学年違いの2人は普段からよく話す仲良し。清原は、前田について「かわいい後輩で、応援している投手。いい感じに抑えてくれてよかったです」と笑顔で話した。

フレッシュトーナメントを終え、秋季リーグに向けたチーム内競争が待っている。清原は「戦力として活躍できるように努力して、チームに貢献したい」。前田は「秋はチームの戦力として計算できる投手になりたい」と意気込んでいた。