阪神が投打の主役の活躍で、2度目の4連勝を飾った。借金は9まで減り、4月8日以来の1桁だ。リーグ戦では変わらず最下位だが、交流戦は7勝4敗となり、初優勝も射程圏内に入っている。

日本ハム新庄剛志監督(50)の甲子園凱旋(がいせん)カードで勝ち越しを決めた。前日、甲子園での今季最多観衆を更新したが、さらに上回る4万2594人。連日の好ゲームで大勢のファンを喜ばせた。

初戦とは違い、序盤は投手戦になった。青柳晃洋投手(28)は低めをつく本来の投球。走者を出しながらも要所で失投がなかった。8回無失点とエースの投球で、トップタイの6勝目を挙げた。

登板8試合はすべて2失点以内で、6回以上を投げている。再び規定投球回に乗り、防御率0・98で同僚の西勇輝(31)を抜いてトップに立った。

前日3本塁打で6点差逆転勝ちの立役者になった大山悠輔内野手(27)が、打線を引っ張った。序盤パーフェクトに封じられた日本ハム杉浦稔大投手(30)から4回にチャンスを作った。安打2本で2死一、三塁とし、大山が左前に運んで先制の1点を奪った。これが決勝点になった。

5回は中野拓夢内野手(25)が左前打、近本光司外野手(27)が右前打で2点追加し、青柳を援護した。

▼阪神、ヤクルトがともに勝ったため、阪神の自力優勝消滅は前日と変わらず、最短で5日となった。条件はヤクルト○のときは阪神△か●。ヤクルト△なら阪神●。

▼阪神が日本ハムに連勝し、3カード連続勝ち越しを決めた。前カードの西武戦から4連勝で、これは4月24日~5月1日にかけて6連勝して以来、今季2度目。借金も4月8日以来の1桁「9」となった。

阪神ニュース一覧はコチラ>>