巨人が1点を追う7回に増田陸の同点打と中島宏之内野手の二ゴロで勝ち越し、3連勝を飾った。
先発メルセデスが5勝目。クローザーの大勢は新人史上最速の60試合目で20セーブに到達した。
原辰徳監督の試合後の主な一問一答は以下の通り。
-攻撃全体を振り返って
非常に相手投手が度胸よく、真っすぐを速く見せる、あるいは思い切った緩急を使って。非常にてこずりましたけど、フォアボールからポランコがつないだというのが非常に大きかったと思いますね。
-そのあと増田陸が同点打。改めて勝負強さについては
今シーズンから戦力に、陸はなってくれているんですけど。まあ成長著しく、そして何より、何ていうか、技術よりもね、もちろん技術もあるんですけども、非常に強い精神を持っているというかね。ですからああいういい場面でね、昨日もそうでしたけど、いいバッティングができたと思いますね。
-(1死二、三塁から)中島の内野ゴロで勝ち越し、(三塁走者)立岡の走塁も
よくナカジがあそこで。ほめられたバッティングではないかもしれないけど、あそこのバッティングというのは非常に貴重なゴロ、というかね。そういう意味では立岡もピンチランナーから思い切った走塁ができたというのは、タイムリーヒットに値するぐらいの1点、それよりも大きい1点だったかもしれませんね。
-先発メルセデスは
勢いもあったし、調子が良かったと思いますね。ただ、2ストライクからの攻めという部分でね、やや何というか、もう少し慎重にいけないかな、というぐらいのものはありましたけど。ただ、調子そのものはコンディションも非常によかったと思います。
-カード3連勝も見えたが、(山崎)伊織への期待を
彼は今年からという若武者の1人ですから、思い切って立ち向かってくれればそれでいいですね。
-最後は大勢が締めた。節目の20セーブ。たくましさは増しているか
そうですね…今日なんてぎりぎりの場面でね。1発のある相手の4番バッターというところからスタートしましたけど、堂々と投げきっているという感じはしますね。
-安心感を感じる
へっへっへっ(笑顔)。まあ、あの、私もそれに対して異議なしとは言い難いところではありますが、しかし、日々、あらたな成長というものをね、本人も強く思ってくれているし、我々もそういうつもりで送り出しているというところですね。
-増田陸、思い切りの良さと懸命さが見える。それが好結果に
と思いますよ。やっぱり技術もさることながら、精神力、集中力、非常に目には見えないような言葉ではあるけれども、そういうものをね、彼は非常に持っているというものを思いますね
-盗塁も大きかった
そうですね
-昨日の打線の粘りが今日につながった部分も
その辺はよく分かりませんけども、いずれにしても、てこずって、てこずって、ワンチャンスの中でね、2点を取って、ピッチャーは1点で食い止めたというところですね。鍬原もよく、あそこの場面で丁寧にね。彼に丁寧さが出てくれると、非常に良かったと思いますね。
-ベテランもいる中で若い選手が躍動している現状をどう思うか
今年の、なんていうかな、そういうチームで、少々は目をつむるぐらいの気持ちでいこうとスタートしていますので、結果がいいことがね、もちろんいいんですけども、少々逆風が吹こうがね、我々がしっかりと、成長させていこうと、これは変わりはないですね。