巨人は2年連続の交流戦負け越しとなった。2回途中で先発山崎伊織投手が5失点でKO。2番手鍵谷陽平投手も楽天打線の勢いを止められず、昨年8月17日ヤクルト戦以来の1イニング9失点を喫した。

巨人桑田真澄投手チーフコーチ(54)の試合後の一問一答。

-山崎伊は序盤に崩れた

「前回と一緒で、初回は良かったが2回、ホームランを打たれた後からガタガタと来た。やっぱり、メンタルも鍛えていかないといけない。打たれない投手はいない。打たれてホームにかえさないという粘れる精神力が必要。やはり1軍のレベルはまだまだ彼らにとっては、怖いレベル。そこを乗り越えていかないと1軍では結果を出せない。精神的にも、もう少しタフになれるように頑張ってもらいたいし、こちらも指導していきたい」

-ビエイラが2回無失点

「非常にストレートも良く、ようやく160キロが出るようになった。変化球もストライクが取れるようになったので交流戦後、楽しみにしている」

-勝ちパターンに入ってくるか

「はい。監督もそういう意味で2イニング目を投げさせたいということで、その状態を見て決めていきたいということだった。非常にいい結果を出してくれたので後半戦は活躍してくれると思う」

-ビエイラが8回にいてくれると助かる

「そうですね。そうすると8、9回がうまくはまってくるので投手起用も楽になるし、安心した起用ができる」

-それには先発が6回まで投げることが必要

「今年は若い投手にチャンスを与えながら、こうなることは前もって分かっていたこと。このままずるずるいかないように、大きな波が短期間でくるのが若い選手の特徴。長く底が続かないように、すぐに上がって来られるように、また話し合ってやっていきたい」

-交流戦を振り返って

「僕はピッチャー視点で見ていて、やはりパ・リーグの良いピッチャーは投げっぷりがいい。勝っても負けても、抑えても打たれても堂々としてね。『俺のボールを打ってみろ』というね。技術だけでなくて、メンタルの強さというか。今日の則本君もそうだが、打たれた後も堂々としている。ああいうタフネスさが非常に必要だなと思った。僕なんか、気持ちだけでやってたタイプなので。今の時代にはどうなのか分からないけど、やはり勝負の世界。マウンド上で気持ちも出して戦ってもらいたい」

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