“ブラックフライデー”脱出へ。楽天石井一久GM兼監督が先発ローテーションの再編に踏み切る。「チームとしてしっかりとした試合を、まず3戦の初戦はしたい」と指揮官が重視する金曜日。17日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)は、田中将大投手の先発が見込まれる。

今季の金曜日は2勝8敗。3月25日の開幕戦で先発した則本が新型コロナで離脱。以降は涌井、早川、滝中、藤井が任されてきたが、大きく負け越している。同じカード頭の火曜日を任されてきた田中将は4戦連続で敗戦投手も、防御率1.99と安定感は抜群だ。

リーグ戦再開初戦は、1.5差で迫る2位との首位攻防戦。チームは金曜日に限らず、9カード連続で初戦黒星中でもある。いきなりの重要局面に向け、指揮官は「シャッフルして少し登板機会の隙間は長くしたい」と疲労回復も兼ねてのローテ再編を決断した。岸や則本、早川らのコンディションに配慮しながら、万全の状態で首位固めに臨む。カード頭の金曜日、相手にもう白星の“安売り”はしない。

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