ソフトバンク3軍との練習試合は降雨のため6回で終了した。

阪神先発の育成川原陸投手(21)は満塁のピンチを2度背負うなど、3回6安打4失点で降板。打線は1点を追う5回1死一塁で井上広大外野手(20)がソフトバンクのアルメンタから逆転の右翼越え2ランを放った。

平田勝男2軍監督(62)の一問一答は以下の通り。

 

-川原は初回から苦しんだ

「久しぶりの登板なんでね。コントロールもボールも楽しみにしてたんだけど、もうひとつかな。風でホームランを打たれたとか、風で外野の頭を越されたとか、そういうふうな考え方がダメなんだ。初回に右中間に風でボーンと大きいの打たれたから低く投げようとか意識したと思うけど、自分でコントロールを乱したり、そういうところがまだまだ勉強不足というかね。西勇とか1軍クラスのコントロールのいいピッチャーなら、低め低めとかできるかもしれないけど、(川原は)まだまだ。そうすると、腕を振ってあれをファウルにしてやろう、空振り取ってやろうという気持ちで投げて欲しかったね」

-捕手のルーキー中川も勉強に

「そうやと思うよ。こういう風の日、相手も同じ環境でやる中でいかに普段投げないピッチャーをリードしていくかというところでは中川にも勉強になったと思う」

-井上が2ラン

「各選手たちにはコーチと話して課題を持たせてゲームをやっているので。そういったところでは広大はソフトバンクの3軍とはいえ、久しぶりに1発が出て気持ち的には良くなってくれてたらいい」

-井上の打撃の課題は

「まだまだポイントというかタイミングが遅い。広大は右に大きいのを打ちたい意識が強いから全部ポイントが近すぎる。三遊間のヒットとかないでしょ。今日はうまいこと右には打ったけど、やっぱりあれをどんどん左中間とかレフトのポール際とかにね。今日で4本かもしらんけど、右にうまく打ってるかもしれんけど、そういうところのキレというかさ。今いいチャンスなんでね。そのために4番を打たせたりしてるので。そういうところをもう1回、ランニングにしてキレを作るってことを意識してやれと話している」

-逆方向に出てるからいいとは言えない

「逆方向に出てるのはいいのはいい。でも、1打席目、2打席目の内容としてはもっと、もっと。1本出ましたで喜んでる、では困る。もっとレベルを上げて、調子を上げていかないと」

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