巨人の守護神大勢投手(22)が、3連投解禁への決意を示した。

15日、川崎市のジャイアンツ球場での1軍練習に参加。ここまで2連投までの縛り付きで25試合に登板し、両リーグトップの21セーブ。首脳陣は当面、3連投を解禁しない方針だが「後半戦はしっかりチームの戦力になれるように、3連投するためにしっかり準備していきたい」と、来たるべき大勝負の時に向けた覚悟を口にした。

強い自覚と責任感は、行動の変化にも表れている。「右肩上がりでシーズンを終えられるような取り組みをしてきたい」と、トレーナーと相談してサプリメントを活用。「梅雨の時季に腸内環境が悪くなってくるので、ケガや故障につながってくることもある」と、トレーニング以外にも意識を高く保っている。

地道な積み重ねが結果につながり、ファンも魅了する。この日に発表されたオールスターのファン投票の中間発表でも、セ・リーグ抑え部門でトップを走る。「配球面だったりで課題が出てきている。まだまだ力不足な部分もあって、圧倒的な魅了の仕方はできていない」と言いつつも「ファン投票で選んでいただけているのはうれしい」と素直に喜んだ。

ヤクルトから首位の座を奪い返すには、最速159キロ守護神の活躍は不可欠。本人も自覚は十分だ。「目の前の試合をしっかりとって、着実に首位につなげていけたらと思います」。17日の中日戦(バンテリンドーム)から再開するリーグ戦でも、“ラスボス大勢”が頼もしい守護神として君臨する。【小早川宗一郎】

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