阪神が歌手サンプラザ中野くん(61)の熱唱に乗せられ、ノーヒッターDeNA今永から初回、一気に4点を奪った。

試合前に中野の背番号「51」のユニホームを着て名曲「Runner」を熱唱。その余韻が冷めぬ1回、1番島田、2番中野が連続安打。その後2死満塁とし、糸原が「チャンスは少ない。絶対打ってやろうと思った」と左翼へしぶとく逆転の2点適時打。さらに初回の守りで手痛い失策をしていた山本が名誉挽回の左越えの2点適時二塁打で続いた。

10年8月25日の阪神-広島戦(京セラドーム大阪)でも歌唱しており、その時チームは球団史上最多の22得点。「オレが歌ったら得点アップするよ」と宣言した通り、初回から痛快な逆転劇だった。この日は人気イベント「トラフェス」開催日で、選手たちは1日限定で懐メロで登場。入場者全員に特製フードタオルが配布された。最後は再びサンプラザ中野くんが登場し「六甲おろし」を熱唱し、ファンと4連勝を喜んだ。