中日が連敗を6で止め、最下位を脱出した。

エース大野雄大投手(33)が8回3安打無失点と好投。8回裏に阿部が2点適時打を放ち、6連敗で終わった交流戦の悪夢を振り切った。試合後の立浪監督の一問一答は以下の通り。

-リーグ戦再開初戦で連敗脱出

「長かったですね。4日間の間もあり、10日以上ですね。なかなか今日も点取れなかったが、2死(二、三塁)から阿部が本当によく打ってくれた。助けられました」

-阿部の適時打は

「本当はビシエドのところで何とか1点決めてくれ、という思いで見てはいた。2死になって、よく初球からいったのも、ああいういい結果につながった。4月はああいうところで非常に活躍してくれた選手。彼には今後も期待しています」

-8回に大島に代走高松を出した

「無死の走者なので。走れなかったが、相手も1番チームで足の速い走者が出たら、バッテリーを含め警戒はする。思いきって1点を取りにいった」

-先発大野雄はいつも以上に気合の入った投球

「ここのところずっといい投球をしていたが、今日が一番良かったんじゃないか。前回、前々回とイニングも球数も投げている中で、球のキレだったり、制球だったり。最後、満塁の場面でも、苦しいところでよく石川選手に対して粘って抑えてくれた」

-完投、完封の可能性もあったが

「次の打順も1人走者が出て、1発も常に警戒しないといけない。完封できれば良かったが、今日はあえてライデル(R・マルティネス)にいってもらった」

-選手たちの表情をどう見た

「勝たないと、いろいろいい風にまわらない。『連敗はしているけど、ワイワイ、元気を出して常に前を向いてやろう』というのは打者陣に話した。投手がいい投球をしても、勝ちをつけられていない。野手は明日取り返すチャンスはありますけど、ピッチャーはそれが1週間、2週間勝てないと、その間の調整は重たいものがあると思う。そういうことも野手はしっかり感じてやってくれ、と試合前に言った」

-PL学園の先輩清原氏が来場した試合で初勝利し、18日、19日も解説する。

「もちろんそれは知っていた。1つしぶい勝ち方ですけど、勝つところを見ていただけて良かった。(勝利後にベンチ前で帽子を取る動きを見せていたのは)放送席にごあいさつしておきました。また明日、頑張ります」