3位阪神は接戦を落とし、今季3度目の6連勝を逃した。甲子園では6月8試合目で初黒星。4位広島とのゲーム差なしは変わらないが、2位巨人と4.5ゲーム差に広がった。

先発の西純矢投手(20)が天国と地獄を味わった。「8番打者」で先発。打っては2回1死満塁で三塁線を破り、先制の2点二塁打を決めた。なお1死二、三塁では8番坂本誠志郎捕手(28)が中前に適時打を落とし、3点目を奪った。

だが、西純は直後の3回に3安打2四球、2暴投で3失点。あっさり同点とされ、3回1/3で今季最短降板した。同点の6回には3番手の加治屋蓮投手(30)が先頭の5番宮崎に勝ち越しの左中間ソロを献上した。

打線は1点を追う6回2死満塁で無得点に終わったが、7回1死満塁で6番糸原健斗内野手(29)が試合を振り出しに戻す中犠飛。ただ、直後の8回に5番手の湯浅京己投手(22)が代打神里の2点三塁打などで3点を勝ち越された。

この日は6月9発の大山悠輔内野手(27)が1打席目に大飛球の中飛を放った後、申告敬遠を含む3四球と勝負を避けられた。絶好調の主砲に頼れないまま、勢いを止められた。

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