ロッテ荻野貴司外野手(36)が勢いづいてきた。ここ5試合で3度目の1試合3安打。「(球を)追っかけるのが少なくなったかなという感じはします。徐々にです」と謙虚に話した。
故障に悩まされてきたリードオフマンも、昨季は初めて全試合に出場。全てで1番打者を任されたが「去年の後半くらいからヒザに違和感があって、だいぶ良くなったんですけど、なかなか抜けきらなかったですね」。右ひざに蓄積した疲労が、ベテランの始動を遅らせていた。
様子を見ながらキャンプインし、3月上旬の1軍合流を目指していたが、2月上旬には新型コロナウイルスの陽性判定も受けた。右ひざの状態が上向きになり、練習をフルでできるようになったのは4月になってから。「ある程度良くなれば行きたかったんですけど、そのある程度までなかなか行かなくて、良くなったと思ったらまた別のところを痛めてしまったり」。昇格間際にイースタン・リーグの試合中に右脇腹を肉離れするなど、苦しい春になった。
不在の間、高部瑛斗外野手(24)が台頭し、今はともに出塁役を担う。将来的には自身の後継者になりうる活躍を見せている後輩を頼もしく感じているのだろうか、それとも同ポジションの選手として脅威に感じているのだろうか。
「どうですかね…この年になると脅威という感じよりは、なんか、見ててワクワクって感じの方が大きいかもしれないですね」
まだまだ学び、多くを感じながら、遅れて加わったペナントレースを後輩たちと歩む。「個人の目標はもう、特にないです」。献身的に戦う。【金子真仁】



