関西学生は同大・杉浦有祐外野手(4年=大谷)がタイブレーク制の延長10回2死二、三塁でサヨナラ打を放った。二塁へのゴロに全力疾走し、内野安打を勝ち取った。

指揮を執る近大・田中秀昌監督(65)は「ツキに恵まれた。杉浦は気持ちのヒットだった」とたたえた。6回には近大のプロ注目左腕、久保玲司投手(4年=関大北陽)を代走で起用し、好走塁で生還。一挙4点を奪う、同点のホームを踏んだ。「肩が上がらない状態。足もあるから」と指揮官は明かした。6月8日の全日本大学野球選手権・亜大戦登板後に左肩痛を発症していた。同下旬に行われた侍ジャパン大学代表選考合宿も辞退。久保は「秋のリーグ戦に合わせたい。ジャパンよりも近大で最後、勝ちたい」と話した。秋に向け、ノースローで治療し、早期復帰を目指す。