オリックス山本由伸投手(23)が、ノーノー次回登板の呪縛を解いた。今季ノーノーを達成したロッテ佐々木朗、ソフトバンク東浜、DeNA今永は、次回先発で勝ち星をゲットすることはなかったが、前回18日西武戦(ベルーナ)で偉業達成した山本は、8回無失点の好投で今季8勝目をつかんでみせた。

チームは3試合連続で完封。チームの最長連続試合完封勝利は3で、直近は21年10月2~5日に山本完封、竹安ら4投手、山崎福ら3投手の継投で達成するなど、過去8度あり、今回で9度目となった。 

先発登板前には「いつも通り。全く変わりないです。全くない。そんなに注目されてないですよ(笑い)」と白い歯を見せ、自然体で臨んでいた。

4連勝で借金1。上位チームの影が、見えてきた。【真柴健】

 

▼18日西武戦でノーヒットノーランを達成したオリックス山本由伸が、次の登板でも勝利。今季のノーヒットノーラン達成投手(完全試合を含む)は快挙の次の登板で佐々木朗(ロッテ)東浜(ソフトバンク)が勝敗なし、今永(DeNA)が敗戦投手になっており、勝ったのは山本だけ。なお、完全試合を含むノーヒットノーランを達成した次の試合でも完封した投手は、1リーグ時代の48年真田重蔵(大陽)が最後。完封なら2リーグ制後初となっていただけに、8回105球での降板は惜しかった。

 

○…若月が自身6打席連続ヒットで打率を急上昇させた。打率1割1分8厘で迎えた22日ソフトバンク戦(京セラドーム大阪)で今季初の3安打猛打賞を記録すると、この日も3安打を放ち、打率を2割5分とした。中嶋監督は「ふっ(笑い)。それは、まぁ置いときましょう」と上機嫌だった。

○…選手会長の吉田正が試合を決定づける6号ソロを放った。3点リードの7回に、2戦連発となる放物線を右翼席に描いた。「しっかりと強く、いいスイングができました。ホームラン(ゾーン)まで届いてくれてよかったです!」とゆっくりとダイヤモンドをまわった。

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