この日、支配下選手登録され出場登録されたヤクルト小沢怜史投手(24)が、初登板を果たし、4回を58球、3安打2失点の力投を見せた。

先発スアレスが崩れ、4点ビハインドの3回無死満塁の場面でマウンドへ。背番号は「014」から「70」に変わったが、間に合わず「014」のユニホームで臨んだ。8番吉川を三直に仕留めると、9番戸郷のスクイズ空振りの間に三走坂本がタッチアウトで2死二、三塁。戸郷を空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。

3回に味方打線が逆転すると、4回、5回も無失点でしのいだ。6回には代打中田と丸にソロ本塁打を浴び同点とされた。6回の打席で代打宮本を送られ降板となったが、中盤で粘り強い投球を披露し、存在感をアピールした。

小沢は150キロ超の直球が武器の中継ぎ右腕。日大三島(静岡)から15年ドラフト2位でソフトバンク入団、18年オフに育成契約となった。20年オフに戦力外となり、育成選手としてヤクルトに加入。21年秋にはサイドスローに転向した。今春キャンプでは1軍メンバーに入った。開幕は2軍で迎えたが、イースタン・リーグでは抑えとして24試合で1勝1敗、8セーブ防御率1・30。

試合前に取材に応じ「うれしい気持ちと、ここから頑張ろうという気持ちです。長かった分、ここから絶対やってやるという気持ちが強いです」と意気込みを語っていた。

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