猛牛料理は、お任せあれ!1日オリックス戦(札幌ドーム)で先発する日本ハム上沢直之投手(28)が、連敗ストップに挑む。自身はオリックス戦で、18年4月24日(札幌ドーム)から9連勝中と相性抜群。今季対戦は初めてだが「前回登板は悔しい結果に終わっているので、しっかり仕事が出来るように頑張りたい」と、得意のオリックス相手に10連勝で、6月の自身初勝利を狙う。

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気の緩みは、全くない。18年からオリックス戦9連勝中の日本ハム上沢は、今季初対戦へ向け「去年、優勝したチームというだけあって、すごくいい打者がたくさんそろっている。足も使えるし、1発も打てる、すごく嫌な打線」と、警戒を強めた。中でも吉田正や杉本は要マークで「得点圏で回したら1発もあるので、ランナーをためずにいきたい」と、勝利へのイメージを膨らませた。

4戦全勝で自身初の月間MVPを手にした5月から一転、6月に入ってからは打線の援護に恵まれず、4試合に先発し0勝1敗。6月10日中日戦では9回1失点、同17日ロッテ戦も7回無失点と好投したものの、白星につながらなかった。前回先発した同24日ソフトバンク戦は、6回途中5失点でKOされ「出力を出しに行きすぎてフォームを崩してしまった」。

マックスの力を出しながらでも体をコントロール出来るように、この1週間はボールから離れ、投球以外の動作を入念に再確認。これまで遠のいていたサウナへも疲労回復のため足を運ぶようになり「寝付きが良かったり、体の疲れがすごく取れるような感じがする」と、体調は万全だ。

前カードから、公私で慕う同期入団の近藤が故障から復帰。球界を代表するヒットメーカーが加わり「心強い。チームとしても、いい方向に進んでいくかなと思うので、僕が最少失点で抑えれば勝てるチャンスは絶対にある」。エースが、停滞するチームの空気を一掃する。

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