M点灯王手ヤ! ヤクルト石川雅規投手(42)が、史上28人目となる3000投球回を達成し、チームの4連勝と両リーグ50勝一番乗りに貢献した。

勝ち星こそつかなかったが6回4安打1失点でゲームメーク。1日にも2リーグ制後最速となる優勝マジックが点灯する。

プロ21年目、身長167センチの「小さな大投手」が大きな節目に到達した。通算200勝と同じく開幕前から意識していた数字。3回先頭の堂林を三ゴロに仕留めて達成した。かねて「イニングというのはチームのためにそれだけ投げさせてもらっているということなので、自分の中ですごく大きな数字」と重視してきた。球団では金田正一、松岡弘に次ぐ3人目の大台。「1人では出来ないので。チームあっての3000イニング。本当に感謝したいです」と喜んだ。ベテランの力投にチームは奮起。延長12回の丸山和の決勝打につながった。

▼通算3000投球回=石川(ヤクルト) 30日の広島12回戦(マツダスタジアム)の3回、堂林を三ゴロに仕留めて達成。プロ野球28人目。初投球回は02年4月4日の広島3回戦(神宮)。42歳5カ月での達成は、08年山本昌(中日)の42歳9カ月に次ぐ史上2位の年長記録。

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