「BIGBOSS」日本ハム新庄剛志監督の1年目、2022シーズンの戦いを追う。3、4月は通算9勝19敗で最下位。5月は12勝12敗の5割と巻き返し。交流戦も行われた6月は6勝15敗と再び大きく負け越し、通算27勝46敗。最下位脱出はならず。7月は11勝11敗の5割で終えた。

3、4月は9勝19敗の最下位

5月は12勝12敗の5割

6月は6勝15敗


7・31:日本ハム5-10楽天=38勝57敗(6位)


チーム
10

【日】根本、玉井、井口、●宮西、北浦、望月

【楽】藤平、安楽、○石橋、ブセニッツ、宋家豪

【本】小深田1号、岡島1号(楽)

※楽天生命パーク(観衆20105)

継投失敗で逆転負け。7月は11勝11敗の5割で終了

【スタメン】


右翼一塁中堅二塁左翼DH三塁遊撃捕手
万波清宮近藤渡辺今川古川佐藤中島清水

先発投手=根本


【コメント】

広報を通じ「コメントすることは何もございません」

楽天対日本ハム 7回裏、投手交代を告げる新庄監督(撮影・黒川智章)
楽天対日本ハム 7回裏、投手交代を告げる新庄監督(撮影・黒川智章)

7・30:日本ハム0-7楽天=38勝56敗(6位)


チーム

【日】●田中、メネズ、古川侑、吉田

【楽】○田中将、西口、酒居

【本】

※楽天生命パーク(観衆26136)

今季15度目の完封負け

【スタメン】


右翼三塁左翼中堅一塁二塁捕手DH遊撃
今川佐藤近藤万波清宮渡辺古川阪口中島

先発投手=田中


【一問一答】

新庄監督 万波君のあのプレー(7回の守備、中前に転がった打球を後逸)は、慌てる必要ないのに。ピッチャーがああいうプレーをされたら、次に投げる時のテンションにつながってくる。集中力を持って、やってもらわないと。あんなんしてたら、レギュラーは取れない。

-交代は即決?

新庄監督 うん。ピッチャーに悪い。申し訳ない。田中君に関しては今日のテーマはテンポ良く、バッターのタイミングを狂わせる。でも、3点で抑えたのは成長。4点、5点はダメですけど、3点ですから。次の登板も力まずテンポ良く、リズム良く、バッターの芯を外す投球術をやってもらえたら、今後の成長になる。

-四死球が多かった

新庄監督 そうですね。フォアボール、いらないです。フォアボールはいかん。ストライク先行で。そこで打たれてもいいんですよ。フォアボールは、こっちがどういうコメントしていいか分からない。

-無得点の打線は

新庄監督 相手ピッチャーもいいピッチャーだし。ま、こういう日もあります。

-古川裕がプロ初安打

新庄監督 1人1人、またヒットでプロ野球の世界のスタートを、1人ずつ切ってくれている。ここからはもう、本人次第。一流プレーヤーになる第1歩なので、おめでとうですね。

-明日以降、コロナから1軍復帰できそうな野手は

新庄監督 いや、まだ聞いてない。ま、誰かはね。多分、2、3人戻って来るとは思いますけど、その報告はこれからなので。誰が来ても、試合に出たメンバーがチャンスをものにするという(ことに変わりはない)。1人1人が懸命にやっていると思う。

-復帰した選手を、すぐ使うことには慎重になる

新庄監督 いや、ないないない。俺が(試合に)出すんだから。取りあえずグラウンドで、思い切りプレーをしてもらって。何かミスをしたら、使った俺のせい。活躍したら選手のおかげ。

-万波は明日(31日)もセンターで起用

新庄監督 いや、分からない、まだ。それはね。

楽天対日本ハム ベンチでうつむく新庄監督(撮影・黒川智章)
楽天対日本ハム ベンチでうつむく新庄監督(撮影・黒川智章)

7・29:日本ハム2-1楽天=38勝55敗(6位)


チーム

【日】○ポンセ、宮西、井口、北山、S北浦

【楽】●滝中、安楽、宋家豪

【本】

※楽天生命パーク(観衆21057)

後半戦スタート。BIGBOSS復帰

【スタメン】


右翼三塁左翼中堅一塁二塁捕手DH遊撃
今川佐藤近藤万波清宮渡辺清水中島

先発投手=ポンセ


【コメント】

1点を追う6回、無死一塁で今川の2球目にエンドランのサイン。結果はファウル。続く3球目もエンドラン。またもファウルとなるも、カウント2-2からの5球目に、三度目の正直でエンドランが成功。右前打と悪送球で一走中島が同点のホームを踏み、近藤の決勝打と続いた。

「楽しかったね、今日も。今日はエンドランだな~エンドラン攻撃」

継投もサプライズの連続。後半戦から「もう俺がやります」と全権を持ったBIGBOSSは「今日、抑えを北山君と北浦君でいくと試合前から言っていた」。1点リードの9回は北山が1死を奪い、最後は5年目左腕の北浦に託した。

「前回(西武)山川くんと対戦した時の投球がすごいイメージがあった。面白い。メンタルが強い」と抜てき。狙い通りの強心臓で、ピンチはつくりながらもしっかり締めた。

依然、チームのコロナ禍は収束していない。

「こういうメンバーで勝ちたい気持ちが、めちゃくちゃ強い。やっぱ締まるわ。俺がベンチに入ると。こういうゲームを常にやって、楽しいゲームを見せていったら、意外と混戦しているところに加わって…ガンって一気に抜いていけたら、むちゃくちゃ面白いかな。ドラマ的には最高ですよね」

楽天対日本ハム 9回裏、勝利の瞬間ガッツポーズの新庄監督(撮影・黒川智章)
楽天対日本ハム 9回裏、勝利の瞬間ガッツポーズの新庄監督(撮影・黒川智章)

7・24:日本ハム5-4ロッテ=37勝55敗(6位)


チーム

【日】○伊藤、北山、S堀

【ロ】●ロメロ、小野、オスナ

【本】今川8号(日)レアード14号(ロ)

※札幌ドーム(観衆18343)

木田優夫2軍監督が4試合連続の代行。連敗を「6」で止め前半戦終了

【スタメン】


一塁右翼DH左翼二塁中堅三塁捕手遊撃
清宮木村近藤今川高浜片岡佐藤石川細川

先発投手=伊藤


【新庄監督の前半戦総括】

「チームを任されてからの前半戦は、料理で言うならば食材を見分けて吟味してメニューが出来あがって、やっと食卓に出そうと思った時につまずいてひっくり返してしまった様な状態が現状かな」と独特の言い回しで表現。「また、ここからをファイターズの始まりにして、後半を戦えるチーム作りを焦らずゆっくり急ぎながらブレずにやって行けば、面白くなって来るかなと思うので期待して、応援も楽しんで下さい」

日本ハム対ロッテ 選手交代を告げる木田監督代行(撮影・黒川智章)
日本ハム対ロッテ 選手交代を告げる木田監督代行(撮影・黒川智章)

7・23:日本ハム6-7ロッテ=36勝55敗(6位)


チーム

【日】河野、西村、●古川侑、メネズ、吉田、玉井、堀

【ロ】本前、○佐々木千、小野、東條、オスナ、S益田

【本】今川7号(日)井上2号、レアード13号(ロ)

※札幌ドーム(観衆24326)

木田優夫2軍監督が3試合連続の代行。5点差を逆転され今季2度目の6連敗

【スタメン】


一塁二塁中堅右翼DH三塁左翼捕手遊撃
清宮渡辺近藤今川高浜佐藤清水上野

先発投手=河野


【木田代行のコメント】

「(清宮を1番で起用し)「見事、最初の打席はしっかり打ってくれた」(2試合連続の1点差負けにも)「常に全力でやることは出来ていた」

日本ハム対ロッテ 1回裏、生還した清宮を出迎える木田監督代行(撮影・黒川智章)
日本ハム対ロッテ 1回裏、生還した清宮を出迎える木田監督代行(撮影・黒川智章)

7・21:日本ハム3-4オリックス=36勝54敗(6位)


チーム

【日】●ポンセ、井口、玉井、北山

【オ】竹安、○黒木、近藤、阿部、S平野佳

【本】郡1号(日)吉田正11号(オ)

※京セラドーム大阪(観衆15445)

木田優夫2軍監督が前日に続き代行の代行務めるも5連敗。パの借金を丸抱え

【スタメン】


遊撃右翼DH左翼一塁二塁中堅三塁捕手
石井木村近藤今川佐藤万波石川

先発投手=ポンセ


【木田代行のコメント】

「全員、精いっぱいやっている。ベンチとしても、もう少し考えられるところがあったかな」

オリックス対日本ハム 6回裏オリックス1死二、三塁、木田優夫監督代行はポンセの交代でグラウンドへ出る(撮影・上山淳一)
オリックス対日本ハム 6回裏オリックス1死二、三塁、木田優夫監督代行はポンセの交代でグラウンドへ出る(撮影・上山淳一)

7・20:日本ハム0-2オリックス=36勝53敗(6位)


チーム

【日】●根本、吉田、玉井、北山

【オ】○椋木、S平野佳

【本】吉田正10号(オ)

※京セラドーム大阪(観衆16050)

新庄監督はコロナで欠場、山田勝彦バッテリーコーチが代行もコロナ陽性で木田優夫2軍監督が代行の代行務めるも4連敗

【スタメン】


左翼遊撃中堅三塁一塁DH右翼捕手二塁
今川中島近藤野村清宮ヌニ木村清水石井

先発投手=根本

※ヌニ=ヌニエス


【木田代行のコメント】

9回2死から代打佐藤が初安打を放ち球団史上初のシーズン2度の無安打無得点を阻止。

「ずっと鎌ケ谷で一緒にやっていて、最近バットが振れていた。打ってくれるんじゃないかと」

オリックス対日本ハム 試合前、オリックス中嶋監督(左)にあいさつする日本ハム木田監督代行(撮影・上山淳一)
オリックス対日本ハム 試合前、オリックス中嶋監督(左)にあいさつする日本ハム木田監督代行(撮影・上山淳一)

7・19:日本ハム1-7オリックス=36勝52敗(6位)


チーム

【日】●田中、古川侑、河野、西村

【オ】○山岡、阿部、近藤

【本】マッカーシー3号(オ)

※京セラドーム大阪(観衆15518)

新庄監督はコロナで欠場、山田勝彦バッテリーコーチが代行務めるも3連敗

【スタメン】


右翼中堅左翼三塁一塁遊撃DH二塁捕手
浅間松本近藤野村清宮上川ヌニ石井石川

先発投手=田中

※上川=上川畑、ヌニ=ヌニエス、宇佐=宇佐見


【山田代行のコメント】

「最後まで諦めずに声を出して、元気を出してプレーしている姿を見ていたら、明日につながるんじゃないかなと思った」

オリックス対日本ハム 山田監督代行はメンバー交換をする(撮影・上田博志)
オリックス対日本ハム 山田監督代行はメンバー交換をする(撮影・上田博志)

7・18:日本ハム5-1西武=36勝51敗(6位)


チーム
西

【日】●池田、吉田、福田、北山、井口、北浦

【西】○与座、佐々木、本田、宮川、ボー

【本】

※札幌ドーム(観衆20539)

2連敗で今季初の3カード連続勝ち越し逃す。試合後コロナ陽性判定

【スタメン】


中堅遊撃左翼三塁一塁右翼DH捕手二塁
松本上川近藤野村清宮浅間宇佐石井

先発投手=池田

※上川=上川畑、宇佐=宇佐見


【コメント】

球団広報を通じ「ベンチの雰囲気はまだ連勝中! 明日! 明日!」

日本ハム対西武 グラウンドを見つめる新庄監督(撮影・佐藤翔太)
日本ハム対西武 グラウンドを見つめる新庄監督(撮影・佐藤翔太)

7・17:日本ハム3-4西武=36勝50敗(6位)


チーム
西

【日】●伊藤、河野、吉田、北浦、古川侑

【西】○平井、森脇、本田、水上、平良

【本】

※札幌ドーム(観衆25233)

8連勝ならず

【スタメン】


中堅遊撃左翼三塁一塁DH右翼捕手二塁
松本上川近藤野村清宮今川浅間清水石井

先発投手=伊藤

※上川=上川畑


【一問一答】

-惜しかった

新庄監督 めちゃくちゃ面白かったですね。負けてしまったけど、あの最後の盛り上がりは勝ったような感じで、粘りがすごい出てきている。それがめちゃくちゃうれしいですね。

-1回はいい形で得点

新庄監督 点を取る時はいつもいい形なので、ノーアウトだろうが1アウトだろうが、1点ずつを取りに行く野球を心掛けています。

-先発伊藤の投球は

新庄監督 ゲームはつくってくれて、交代する前に先頭打者からちょっとその前の回と違うなってイメージになったので、すぐピッチャー作らせて(交代させた)。イメージ通りいい状態、疲れもあったと思うけど、そこでね。次の試合のことも考えて、スパッと代えましたね。

-2番手河野は

新庄監督 彼は17ゲームくらい投げてなかったので、あまり間隔空きすぎても次の投げるのに影響あるので、今日は最初から河野君、吉田君、北浦君を投げさせるって決めていたので。どんな状況であろうが。

-連勝は惜しくも

新庄監督 連勝したようなもんですよ。この試合は。

-伊藤は、これまでと違うと感じたのはフォーム

新庄監督 球が浮いてきて。いつもオレが言う、右足にちょっとだけ乗ってくれていない。流れているようなイメージ。案の定、満塁になって、あそこの場面に河野君。めちゃくちゃプレッシャーにもなるし、逆に言えばアピールにもなるし。難しい。でもよく最初のバッター(オグレディ)三振に取って、打った川越君、うまかったですよね。北浦君良かったですよね。初球の入り、最後のフォークかな? スライダーか。ただ、その後、左バッターに対しての四球がボス組(2軍)で見ていた時と一緒のボール。山川君に投げた、打ち取る、打ち取らないは別にして、あの角度を常に投げて欲しい。投げられていたら面白いところで使いますよ。

-9回に野村が打席に入る前、声はかけた

新庄監督 あそこは、かけちゃいけない。もう集中。カッてきていると思うし「よし、見とけよ」って。初球の真っすぐ一本に絞ってバットを打ちから出したんだけど、やっぱり球威があるから。150キロ前後…、148くらいだったら、あれがポーンとライトオーバーになる。あのクイックで158か…。精いっぱいでしょ、あれは。よく芯に当てた。でもやっぱりヌニエスは、ああいう速い球に慣れているからきれいに打ち返しますよね。と、思って、ちょっと代打で行ってもらった。これも、相手投手とバッターが合うか合わないかっていうのは、オレの役目なので。

-上川畑は速い真っすぐに強いイメージ

新庄監督 そんなことはないかな。でも、打ってますよね。ことごとくバットが折れてたもんね。折れてヒット…そんなことは、ないか。ヒットはヒットで、いいけど。めちゃくちゃいいですよね。松本君が出てバントとかエンドランとか、いろんな小技を成功してくれているじゃないですか。あれって、めちゃくちゃプラスになる。何をしてくるか分からない。あたふた、あたふたして、ピッチャーが投げて来て、今度普通に打たせたら、やっぱり何かしてくるっていう時のボールは、さあ行くぞっていうボールじゃないから。ちょっとね、そのピッチャーの能力が半減する部分が出てくるから、そこでカーンって打てる。そういうことを成功させていたら(相手が)迷うから、普通に打たせたいなっていう気持ちもある。これからも。よう決めてくれましたよね、本当に。ファーストといい、サードといい。向こうもどっちかな? っていう感じで投げて来たら、打たせる。

-今川、いい感じで

新庄監督 (6回の左翼へのファウルは)入れておけよ。ファウルだと思ったけど、一応、リクエストしたもん。浸らせようと思って(笑い)「1回くらい別にいいや」って。あれぐらいの当たりだったら、ファウルですよ。あれが中に入っていたらちょっと詰まり気味になるから。

-1打席目では適時打

新庄監督 ね。追い込まれてね。意外と、ああいうヒットをボス組でも打っていたから。追い込まれてもね。ちょっと意識的に変わったんじゃないかな。ちょっと右で打つとか。そういう意識があるだけで引っかかってくれるから。最高のヒットが1打席目に出て、本人はめちゃくちゃうれしかったんじゃないですか? DHに関しては、これからちょっとフリーバッティングを見ながら。清水君も昨日、いい形でリードして、今日も2点以内だったら明日もと思っていたんですけど、明日はちょっと変えます。

日本ハム対西武 9回裏日本ハム2死満塁、野村が右飛となり思わずのけぞる新庄監督(撮影・黒川智章)
日本ハム対西武 9回裏日本ハム2死満塁、野村が右飛となり思わずのけぞる新庄監督(撮影・黒川智章)

7・16:日本ハム1-0西武=36勝49敗(6位)


チーム
西

【日】○上沢、ロドリゲス、石川直、S堀

【西】●高橋、森脇

【本】

※札幌ドーム(観衆25058)

今季初の7連勝

【スタメン】


中堅遊撃左翼三塁一塁DH右翼捕手二塁
松本上川近藤野村ヌニ浅間石川石井

先発投手=上沢

※上川=上川畑、ヌニ=ヌニエス


【一問一答】

新庄監督 聞きたいこと、分かりますよ。7連勝の気持ちはどうですか? あと60連勝いけるんちゃう?(笑い)今日は、あまり言うことなくないですか?

-今日は投手戦

何とかね1本、いや1点とりたいと思って。一、三塁にしてって。頼むって。満塁になったらセカンドランナーつまずかせて、一、三塁にしようかなと思っていた(笑い)それぐらい大好き。でもね、近藤君、野村君が簡単に。ああいう野球ができたら僕は「一、三塁攻撃」なんてしないんですけどね。

-近藤が3打席目にヘッドスライディングで二塁打

ね! まあ危ないですけどねえ。ヘッドスライディング、あんまり僕は好きじゃない。僕も過去2回しかヘッドスライディングしたことない。まあでもね、自然にああいう風なセーフになりたいという気持ちが、ああいう風な結果。まあ盛り上がりますよね。

-野村はファンの力があって打てたと

そりゃそうでしょ! 今日ね、パッてグラウンドに入った瞬間に「あ、(ファンが)入ってくれている」と思って。それはもう、徐々に徐々に、今までやってきた積み重ねで今いい状態になって。ファンのみんなも面白い野球をしているんだ、俺たちも見に行こう、俺たちも見に行こうって気持ちにさせるのが僕たちの仕事なので。うれしかったです。

-浅間の好返球

ね! まあ僕からしたら普通ですけどね(笑い)でもコントロールがすごい良くて、アレでこっちに、また勝利への流れがきたと思う。ナイスプレー。

-守備陣形を指示しながら。手応えは

いや、まだですね。やっぱり僕は紺田コーチにこうしてくれっていうことを、僕たちの指示を待つのではなくて、センターの、今は松本くんが指示をして、間違えていたら僕が変えるくらいの外野手の3人に。もう外野のポジションって1つだと思っているから。いつも言うように。ちょっと違うよって変えて、いつもずっと見ていたい。あー合っている合っているっていう試合になってほしいなと思います。

-1軍復帰の清水

良かったですね。でも、もうちょっと攻めて欲しかったかな、リード。ちょっと逃げていたような感じは。まあまあ抑えたからそれが正解なんですけど。もうちょっとインコースとか、強気のリード。まあまあ(1軍に)来たばっかですからね。ヒット1本出たし。ここからまた、キャッチャー3人が、さあ誰かと、ね。オールスター明け、ずっと(マスクを)被れるか。まあ徐々に。キャッチャーとDHは固定はしないんですけど、やっぱり固定はしていきたいので。いきなり野村くんにやってほしいね(笑い)“影練”しているから。

-明日は8連勝

それはね、皆さんそういうふうに思ってもらえたらうれしいし、僕たちもあと60連勝を目指してやっていきたいと思います。60もないって!?

-球団の新人監督ではトップタイの7連勝

あんまりそういう記録は気にしない、興味ないんですよ。新しい記録、新しい記録を塗り替えていくのが僕の使命というか。あっと驚くことをやっていきたいと思います。

-守り勝つ野球に手応え

今日も1-0で勝ってくれたら最高だなと思いながら勝ってたので。守備で勝つというのもね。まあまあ1、2点差のゲームは面白い。結構ものにしているからね。

-継投は

今日からオールスターまで(継投策は)僕がします、ということをコーチ会議で言って。で、僕の思うイメージでやりました。まあ、僕がやったらブルペンが忙しい忙しい(笑い)。マウンド1つしかないです、って。5人用意して! って(笑い)今日は忙しかったなあ。1点差になると次の攻撃のことをヘッドコーチに言われて、守備位置とピッチャー交代をさせるって。監督ってやることいっぱいあるんだなと。

-連勝中は失点が少ない

先発ピッチャーが長いイニングを投げてくれているので、多分中継ぎピッチャーがうずうずしていると思いますよ。投げたい、投げたいって。そういう気持ちが大事だと思いますよ。今日は北浦君を準備させていたんですよね、1-0のときに、左バッターの時に。でも、ちょっとハードルが高すぎると思って「もうちょっと待ってね」と(笑い)明日ね、機会があれば。1人でも2人でもマウンドに立たせて、どういうピッチングするか見たいですね。

-北浦は中継ぎ待機

中継ぎで行きます。今日、あいさつをしに来た時に「四球はダメだ、と。とにかく君をマウンドに上げて、責任は俺がとるから。とにかくフォアボールを出さずにストライク勝負で。打たれても俺のせいなんだから」と言いました。球はいいと思うので。

-新外国人メネズは2軍で投げてから

そう。そうですね。そういう風に、とお願いされたんで。

-1軍には後半戦から

どうなんだろう。ちょっとそれ調べておきます。投手コーチがうまいこと調整しながら。練習はずっとしていたとか言っていたので。真っすぐも、多分大丈夫じゃないですか。

-上沢の投球

最初の1、2回は、ちょっと右足のためがなかったかな。ちょっとだけね。もう少し、ためてほしい。みんなが見ても一緒だと思うけど、僕の感覚では、もう少し(体重を)乗せてほしいなと思った。本人に「ちょっとだけ乗せてみて」って伝えたら良くなっていた。自分でも乗せているつもりなんだろうけど、自分でやっているのと、こっちから見ているのは違うと思う。意識して乗せてくれてね。気が付いたら、あの回(8回1死)までいっていた。守備で浅間君が刺してくれて、上沢くんが乗っていけるしね。本当、大事なんですよね、守備って。

日本ハム対西武 7連勝しスタンドに向かってポーズをとる新庄監督(撮影・黒川智章)
日本ハム対西武 7連勝しスタンドに向かってポーズをとる新庄監督(撮影・黒川智章)

7・14:日本ハム6-0楽天=35勝49敗(6位)


チーム

【日】○加藤、北山、石川直、堀

【楽】●岸、鈴木翔

【本】石井5号(日)

※静岡(観衆10449)

今季初の6連勝

【スタメン】


中堅遊撃左翼右翼三塁一塁DH捕手二塁
松本上川近藤木村野村清宮阪口宇佐石井

先発投手=加藤

※上川=上川畑、宇佐=宇佐見


【一問一答】

-静岡のファンが喜ぶゲームになった

新庄監督 2日ともね。6点開いたから面白かったかな。いいゲームを見せられてうれしいです。

-先発の加藤が好投

新庄監督 素晴らしかった。打たせて取るピッチング。いつもなんですけど、安心して見ていられるピッチャーなので。5、6回まで、すぐ来ますよね。加藤君が投げると。で、最後ちょっとだけ、背中に張りがあったので代えました。

-点の取り方が良かった

新庄監督 予報では雨が降るというので、先に1点取りたいなと。カウント3-2から、うまく僕がサインを出して、決めてくれるっていうね。素晴らしいと思う。

-2ストライクでも迷わなかった

新庄監督 そうっす。カウント3-2なので、ストライクを取ってくると思って。あの場面、本当は2ランスクイズだったんですよ。ホームに投げてくるとは思わなかったから。(三塁コーチの)稲田コーチがストップ(二走を三塁で止めた)。(サイン通りに二走が本塁へ)走っていたら、多分(相手守備は)ファーストには投げていない(二走は本塁憤死になる)。稲田コーチのファインプレー。

-宇佐見のところで2回スクイズ

新庄監督 1度目はピッチャー(楽天岸)のテクニックなのか分からないですけど、あの打席はいつかスクイズやろうと思っていて、タイミングを計っていた。カウント3-2から1球ファウル。ポイントですね、あのファウル。左にファウルしてくれたことによって、打ってくるだろうという意識になったところを狙った。これは、2ストライクに追い込まれてファウルになったら、オレのせい。「思い切ってバントしなさい」って、キャンプ中から、いつも言っている。決めてくれるところがまた、うれしいですね。

-石井が本塁打

新庄監督 今日ね、練習前の特打の時に「引っ張っていいよ。思い切り引っ張りなさい」と伝えて。それ(本塁打)につながったかは分かりませんけど、思い切り引っ張っていい形でホームランに。興奮しました。

-2日連続で9番打者が本塁打

新庄監督 ね。たまたまでしょ(笑)9番は1番の役割があるので、おいしいところで回ってくる打順だなって思います。

-2ランスクイズのサインの前に、清宮にバントをさせた

新庄監督 今後、ああいう場面で、ああいうケースが来たらバントさせるから。これからも。誰だろうが。ああいうところは3バントもさせるし、あれをしっかり決めてもらわないと(メンバーから)外すっていう考えもあるから。

-初球はセーフティーだった

新庄監督 初球はセーフティー。どっちが、やりやすいのかなって。2つ試して見極める。

-1点欲しい場面で

新庄監督 そうそうそう。1点取って、流れをこっちに持って来る。僕がちょっとショックだったのは、阪口君。いつも言っているように、チャンスは一瞬。今日、スタメンで出て見逃し三振に、ちょっと歯がゆかったというか。あそこはガッと振っていけば、もう1度打席与えていた。

-木村は思いきり振っていた

新庄監督 もちろん。多分、こういうコメントとか耳に入っていると思うし。思い切りのいいスイングはしてもらっている。

-9回1死で、石川直から堀に交代

新庄監督 僕のイメージでは1-1とか2-1。(実際は)6-0なんだけど、そういう場面を想定して。これからは6点差あろうが、ゲームセットになるまで、しっかりしのぐ。そうじゃないと強くならない。

-この6試合で投手陣が2失点以内

新庄監督 いいですね。前半戦で良くなかった分、しっかり立て直してくれているところに、心強さはありますね。先発投手が長いイニングを投げてくれているので、中継ぎの投げていないピッチャーの感覚が狂ってくるのも嫌だったし。北山君も相当投げていなかったから、あそこは、北山君で行きたいって、僕が口を挟んで…。しっかりタイミングを狂わせて投げてくれた。ちょっと、まだフォークが高いかな? 最初の頃のフォークを投げてくれないと、怖さはある。僅差の場面で使っていくためには、真っすぐのキレがあるんだから、フォークをその高さからスコーンって落とす。そうすれば、最初の頃のようなポジション(抑え)に戻れると思う。

日本ハム対楽天 5回裏日本ハム2死三塁、石井が右越え2点本塁打を放ちガッツポーズする新庄監督(撮影・横山健太)
日本ハム対楽天 5回裏日本ハム2死三塁、石井が右越え2点本塁打を放ちガッツポーズする新庄監督(撮影・横山健太)

7・13:日本ハム3-2楽天=34勝49敗(6位)


チーム

【日】○ポンセ、福田、ロドリゲス、S堀

【楽】●則本、渡辺佑、安楽

【本】木村1号(日)

※静岡(観衆12535)

今季初の5連勝

【スタメン】


左翼遊撃中堅一塁三塁DH二塁捕手右翼
近藤上川松本清宮野村ヌニ石井石川木村

先発投手=ポンセ

※上川=上川畑、ヌニ=ヌニエス


【コメント】

逆転勝ちで初の5連勝。

「こういうスリリングなゲーム、大好き」

先発のポンセが7回を6安打1失点で待望の来日初勝利。

「まぁベンチで騒ぐ(笑い)。すごい低い、大きな声で。あれでね、自分のテンション盛り上げて抑えてくれたらいいこと。うれしい1勝だと思うし、ぼくたちもうれしい」

1点を追う7回2死二、三塁で木村が則本の150キロ直球を捉え、左翼席へ放り込む逆転1号3ラン。

「いやぁ、よく打ちましたね。(代打で)浅間くんっていうイメージもあったけど、やっぱり三振でも何でも形。ファウルの形が良いんで、そのまま木村くんで。その前の(代打)谷内くんが、なんとかしてくれるかなと思ったんだけど、ああいう時もある。イメージは左中間にライナーでスーッといくヒットのイメージが、(引っ張って左翼席へ)どかーんと。結構、興奮したんじゃない、俺。めちゃめちゃ」

1点差に迫られた8回2死満塁ではバッテリーミスから同点の危機を迎えたが、リプレー検証の結果はアウト。

「今年イチ興奮したっていうゲームが何回も何回もこういうゲームできていることがね、すごい楽しいっすね」

年に1度の静岡での主催試合。試合前に「作戦、意外と使いますからね。面白いところ見せてあげたいんですけど。特に地方球場では。そういうチャンスがあったら、サイン出したいなって。この静岡県のファンのみんなのために、頑張ります」と話していた。悪天候の中、見守ったファンへ勝利を届けた試合後も「いいゲームを見せられたんたじゃないかな」と満足げだった

日本ハム対楽天 7回裏日本ハム2死二、三塁、逆転3点本塁打を放った木村(中央)をバンザイして出迎える新庄監督(撮影・江口和貴)
日本ハム対楽天 7回裏日本ハム2死二、三塁、逆転3点本塁打を放った木村(中央)をバンザイして出迎える新庄監督(撮影・江口和貴)

7・10:日本ハム2-0ソフトバンク=33勝49敗(6位)


チーム

【日】○池田、福田、玉井、石川直、ロドリゲス、S堀

【ソ】●石川、松本、森

【本】

※ペイペイドーム(観衆36543)

4連勝

【スタメン】


中堅遊撃左翼三塁一塁右翼二塁捕手DH
松本上川近藤野村清宮浅間杉谷石川阪口

先発投手=池田

※上川=上川畑


【コメント】

「いやぁ面白かった。向こうは首位を走っていて、すごい痛いでしょうね。3連敗。でも、こういう時って不思議と2位もソフトバンクも勝てないというところが、また面白いところ。うちの選手は間違いなく変わってきてますよ。なんかね、目の色が変わって、気持ちが前に出ている。1人ひとり。すごいそれが伝わりますね。で、この結果につながった」

ソフトバンク対日本ハム 7回表日本ハム1死、新庄監督は阪口のプロ初安打のボールを掲げる(撮影・屋方直哉)
ソフトバンク対日本ハム 7回表日本ハム1死、新庄監督は阪口のプロ初安打のボールを掲げる(撮影・屋方直哉)

7・9:日本ハム7-2ソフトバンク=32勝49敗(6位)


チーム

【日】○伊藤、ロドリゲス

【ソ】●東浜、笠谷、武田、尾形

【本】ヌニエス4号、清宮11号、野村6号(日)

※ペイペイドーム(観衆37596)

3連勝

【スタメン】


右翼二塁中堅DH一塁遊撃三塁捕手左翼
浅間杉谷近藤ヌニ清宮石井谷内宇佐宮田

先発投手=上沢

※ヌニ=ヌニエス、宇佐=宇佐見


【コメント】

「やっぱり首位のチームだけあって、追いついてきますよね。でも何か、今日は追いつかれても全然怖さはなかったかな。ウチのチームがやってくれそうな。結果論かもしれないけど」

9日ソフトバンク戦の9回、野村の本塁打にガッツポーズする新庄剛志監督
9日ソフトバンク戦の9回、野村の本塁打にガッツポーズする新庄剛志監督

7・8:日本ハム4-2ソフトバンク=31勝49敗(6位)


チーム10

【日】上沢、福田、玉井、○堀、S石川直

【ソ】レイ、笠谷、椎野、又吉、松本、●津森

【本】石井4号(日)

※ペイペイドーム(観衆33147)

交流戦後、初の3連勝

【スタメン】


中堅遊撃左翼三塁一塁二塁DH捕手右翼
松本上川近藤野村清宮石井ヌニ石川浅間

先発投手=伊藤

※ヌニ=ヌニエス、上川=上川畑


【コメント】

「「めちゃくちゃ、今日の勝ち方は…最初に取られて、でもちょっとずつ返してドーンっと。で、先発ピッチャーが135球投げる。最高の試合でした。今日のポイントはレイ(ヌニエスの愛称)でしょ。ヌニエスがあそこで外のフォークボールをね、待っていたかは分からないですけど、同点弾。1点ずつ取りにいこうと思ったけど、あそこの場面、ベンチで『いやいや、2点取りにいこう』って言ったら、2点取った」」

ソフトバンク対日本ハム 2回表日本ハム2死、宮田のプロ初安打の記念球を掲げる新庄監督(撮影・屋方直哉)
ソフトバンク対日本ハム 2回表日本ハム2死、宮田のプロ初安打の記念球を掲げる新庄監督(撮影・屋方直哉)

7・7:日本ハム7-1ロッテ=30勝49敗(6位)


チーム9計

【日】○田中、ロドリゲス、福田、吉田

【ロ】●佐藤奨、小沼、佐々木千、八木

【本】清宮10号(日)山口7号(ロ)

※ZOZOマリン(観衆12234)

5年目の田中がプロ初先発初勝利

【スタメン】


中堅二塁左翼三塁一塁DH右翼捕手遊撃
近藤杉谷松本野村清宮浅間石川上川

先発投手=田中

※上川=上川畑


【コメント】

「(田中が)初先発で、ゲーム前にね、野手のみんなが『今日は、俺たちが点をたくさん取ってあげるから、思い切って投げろよ』みたいなことを言う。その言葉にね、なんかこう…当たり前かもしれないけど、いいチームだなと思いました。で、実際に打ってくれてね。素晴らしかったです」

1回無死一、二塁で犠打を阻止した田中のフィールディングについて。

「まあ、ピッチングコーチに伝えているのは、投げたらもう、すぐ野手に変わりなさいってこと言っている。紙一重でしたけど、あれはデカかったですね。間違いなく」

投球内容について。

「フォアボールも少なかったし(2四球)、2ボールからスライダーでカウントをしっかり取れていたところ。なかなか落ち着いてね、しっかりストライク取っていた。まあ根性座っているな」

ロッテ対日本ハム プロ初勝利の日本ハム田中(左)はウイニングボールを手に新庄監督と笑顔でポーズ(撮影・浅見桂子)
ロッテ対日本ハム プロ初勝利の日本ハム田中(左)はウイニングボールを手に新庄監督と笑顔でポーズ(撮影・浅見桂子)

7・6:日本ハム4-5ロッテ=29勝49敗(6位)


チーム9計

【日】●上原、西村、鈴木、吉田、北山

【ロ】○ロメロ、西野、東條、オスナ、S益田

【本】清宮9号(日)山口6号(ロ)

※ZOZOマリン(観衆12767)

今季8度目の3連敗で5年ぶりの借金20

【スタメン】


右翼左翼中堅三塁遊撃二塁一塁DH捕手
浅間松本近藤野村上川石井清宮アル宇佐

先発投手=上原

※上川=上川畑、アル=アルカンタラ、宇佐=宇佐見


【一問一答】

-1点差まで追い上げた

新庄監督 いつもなんですよ。3回、4回、5回、6回…。1点ずつ。4点差までは、こうやって1点ずつを取りに行くチームにしたいなと思っているから、今年は。思い切り大量得点じゃなくて、こうやって1点ずつ取っていけば、あとはピッチャーが踏ん張ってくれて、追いついて追い越す。僅差のゲームで勝つために今、取り組んでいるんですけど。まあね~、1発がね…。前も西村君、ホームランを打たれていて、あそこはフォアボールは出して欲しくないという気持ちはあるんだけど、結果論じゃなく、広くフォアボールでもいいボールを投げてほしかったなとは思います。

-清宮すごい当たり

新庄監督 ね。良かったですね。左ピッチャーで。まあでも、ロメロ君は真っすぐとスライダーだけ。2分の1の確率でヤマが張れるから。タイミングはバッチリでしたよね。ツーベースも。いい感じのスイングでしたね。

-1回の三盗は惜しかった

新庄監督 ピッチャー(ロメロ)、けん制がないから。自分で(タイミングを)計って計って…。あれはもう、仕方ないというか、いいボールを投げましたよ、キャッチャーが。間違いなく来ないんだから、けん制は。タイミングの取り方だけ。欲を言えば、あとスパイク2個分、大きなリードがあれば、リクエストはないかな。タイミング的にセーフになれる。セーフと思ったけどね、オレ。まあまあ、審判がアウトって言うんだから、アウトでしょう。

-4回の盗塁死は

新庄監督 あれはね、サインミスです。石井君でしょ? あれは、サインミス。でも、ミスはしましたけど、セカンドに放ってくるんだ…とは思いました。キャッチャーもサードを見ながらのセカンド(送球)だったので、もしかしたらサードランナーが走ったら(セカンド送球を)止める。分からない、そのへんは。そういう器用さは、あるのかなとは思いました。

-4回の失点は四球絡み

新庄監督 うちのチームだけじゃないと思いますけどね。追い付いて追い越して、追い越されて、追い付きかけて。多いっすね。あとは、ピッチャーが踏ん張って乗り切っていくチームが、守りの野球でベストかな~と思いますね。

-借金20

新庄監督 そんなんもう、うちの実力がないだけで。この先に、そういうことがないための試練というか、勉強しているところなので。そのへんは、好きに書いてください。そちらさんの。

ロッテ対日本ハム 試合中、ベンチで浮かない表情を見せる日本ハム新庄監督(撮影・菅敏)
ロッテ対日本ハム 試合中、ベンチで浮かない表情を見せる日本ハム新庄監督(撮影・菅敏)

7・5:日本ハム1-2ロッテ=29勝48敗(6位)


チーム10

【日】ポンセ、石川直、玉井、●ロドリゲス

【ロ】本前、東條、オスナ、益田、○ゲレーロ

【本】野村5号(日)佐藤都4号(ロ)

※ZOZOマリン(観衆12547)

今季4度目のサヨナラ負けでワーストタイの借金19

【スタメン】


右翼二塁中堅三塁左翼DH一塁捕手遊撃
木村アル松本野村近藤ヌニ清宮石川上川

先発投手=ポンセ

※上川=上川畑、アル=アルカンタラ、ヌニ=ヌニエス


【一問一答】

新庄監督 うまく打たれましたね。満塁策、考えたんだけど、ちょっとフォアボールが怖かったですしね。結果的にはああなったけど、ま、うまく打たれたね。(先発の)ポンセね、良かったですよね。佐藤(都)君に1発浴びるまで、全然、先発ピッチャーとして十分でしょ。次も先発で投げてもらいたいな、って思います。

-最後は和田に初球、盗塁を決められた

新庄監督 ランナーが出たら、もう(クイックに)変えるぐらいでいかないと、ちょっともう、タダ(フリーパス)過ぎますね。(セットに入って)グラブが上がったら(走者は)もう、スタート切るから。クイックで投げてもらわないと、ちょっともう厳しいですね~。ランナーが出るまではいいボールを投げているから(走者が出たら)ゴロを打たせる。足の速いランナーが出てきたら、ちょっとね。まあ、工夫するのはロドリゲス次第ですから。

-けん制を入れるなら、もっと警戒して

新庄監督 いやいや、そういう問題じゃない。けん制を入れたとしても、ウチだったらもう、全部走らせますよ。1球目から。

-バントが決まらないシーンが多かった

新庄監督 そうね。こっちもそうですけど、あっちも。ま、どのチームもそうよ。決められるチームが強いんでしょ。

-6回からは打つ手なし

新庄監督 まあまあ、こういう時もあります。

ロッテ対日本ハム 10回、浮かない表情でコーチ陣と話す新庄監督(左)(撮影・菅敏)
ロッテ対日本ハム 10回、浮かない表情でコーチ陣と話す新庄監督(左)(撮影・菅敏)

7・3:日本ハム3-7オリックス=29勝47敗(6位)


チーム

【日】●杉浦、西村、ロドリゲス、北山、玉井、堀、石川直

【オ】山崎福、○黒木、阿部、近藤、本田、平野佳

【本】清宮8号(日)

※札幌ドーム(観衆14240)

清宮が自己最多8号も同一カード3連勝ならず

【スタメン】


右翼二塁DH三塁中堅遊撃一塁捕手左翼
松本石井杉谷野村近藤上川清宮宇佐木村

先発投手=杉浦

※上川=上川畑、宇佐=宇佐見


【コメント】

「今のファイターズに圧倒的なボールで抑えられる投手はいない。走者がいなくてもクイックなどをうまく使い、タイミングを外すピッチングが出来ないと、これからは使えない」

日本ハム対オリックス キャンピングカーで球場入りする日本ハム新庄剛志監督(撮影・佐藤翔太)
日本ハム対オリックス キャンピングカーで球場入りする日本ハム新庄剛志監督(撮影・佐藤翔太)

7・2:日本ハム5-0オリックス=29勝46敗(6位)


チーム

【日】○伊藤

【オ】●山本、K鈴木、張奕

【本】

※札幌ドーム(観衆30223)

交流戦明け初の2連勝でカード勝ち越し

【スタメン】


二塁中堅三塁右翼一塁DH左翼捕手遊撃
石井近藤野村松本清宮ヌニアル宇佐谷内

先発投手=上沢

※上川=上川畑


【一問一答】

新庄監督 これだけファンのみんなが球場に足を運んでくれると、やっぱり気持ちいいし、選手もさらに気合が入って、面白い試合を見せたいという気持ちが強くなると思うので、もっともっと来てもらいたい。

-先発の伊藤が好投

新庄監督 四球が4つか…。最初の方はちょっと四球が出ていて大丈夫かなと思いながらも、気付いたら9回まで来ているという。上沢君にしても、気付いたら、もう、この回まで来ているんだっていう投手はいい投手。テンポが良かったですね。テンポがいいと、打線もつながってくる。今日はヌニエスがタイミングが合っていなかったので、早めに上川畑君に「走者がたまるから、行くぞ」って言っていて、期待に応えてくれた。

-オリックス山本から5得点

新庄監督 なかなか点数が取れないと思っていたから、早く一、三塁というのを作りたくて。ビックリですよ。よく打ちますよね。僕が打席なら4三振ですけどね。あはははは(笑い)。そんなに悪くなかったと思うんですよ、山本君。(球の)切れ自体は。「よく芯で捉えるな」と思ったと思いますよ。

-代打は上川畑

新庄監督 だけ。

-他の選択肢は

新庄監督 なし。

-その理由は

新庄監督 右上のこの辺に「上川畑君」って出てきたから。すぐに金子コーチに「上川畑君、用意して」って。ヌニエスの打席が終わった瞬間。

-スタメンから外した意図は

新庄監督 (グラウンドが)硬いし、足の状態とかもあるので。1軍に上げる前から、骨折していたから、ちょっと硬い球場の時は(と考えていた)。本人にも言っていたので。成績どうこうじゃなくて、ゆっくり徐々にということは言っていた。こういう時に代打で休ませても、代打で使えるということが今日分かったし、こういう選手を増やしたい。今度は松本君を近いうちに休ませて、代打。今日も言ったんですよね。そうしたら「イヤです」みたいな。「体は全然大丈夫、オレに任せて」って。その気持ちも大事ですね。

-上川畑の打撃の良いところ

新庄監督 思い切りがいいですよね。全員、とにかくストライクゾーンに来たボールを打ちに行って欲しいんですよ。打ちに行って止まる。上川畑君は打ちに行って止まってくれるタイプ。(他の選手も)ああいう風になって欲しいね。初球からガンガン打ちに行って、止まる癖を付けたい。

-昨日今日と素晴らしい勝ち方

新庄監督 勝ったゲームはいつも素晴らしい。負けたゲームは全て素晴らしくない。

-防御率1、2位の相手に連勝した

新庄監督 そういう投手を、うちの試合に当てているのかな? それを崩したろうって思いますよね。そうじゃないと思いますけど。でも、やっぱり今日は来てくれたファンの方々にいい試合を見せられて、選手たちもうれしいと思うし、明日は金のユニホームを配るのかな? 今日はピンクでしょ? 毎日プレゼント企画にしたら…ね。手越君も来て歌ってくれたし。

-面識は以前からあった

新庄監督 いや、1年半前くらいに、ある場所に行った時にあいさつされて。僕(日本の情報に)疎かったから。(インドネシアから帰国して)浦島太郎状態だったから。「あ、どうもどうも」って。

日本ハム対オリックス BIGBOSSボブルヘッド人形を持ちながらポーズを決める日本ハム新庄監督(撮影・佐藤翔太)
日本ハム対オリックス BIGBOSSボブルヘッド人形を持ちながらポーズを決める日本ハム新庄監督(撮影・佐藤翔太)

7・1:日本ハム2-1オリックス=28勝46敗(6位)


チーム

【日】○上沢、堀、北山、S石川直

【オ】●山岡

【本】

※札幌ドーム(観衆13934)

上沢がオリックス戦10連勝

【スタメン】


中堅左翼三塁右翼DH一塁二塁捕手遊撃
浅間宮田野村松本近藤清宮石井石川上川

先発投手=上沢

※上川=上川畑


【一問一答】

新庄監督 ホームでのゲームは、なかなかいい勝ち方をするのに、なんでビジターに行くと変わっちゃうのかな。ちょっと、そのへんは僕が勉強していきたいなと思います。上沢君、もう少し四球や死球…あれがなかったらもっと楽な展開で球数も減って、次の登板に生かせたんじゃないかなと思います。でも、勝ったんでね、良かったです。

-上沢は粘りの投球

新庄監督 内容的には、あまり今日は良くなかったですね。最初から。でも、ブルペンではむちゃくちゃ良かったって言ってたんですけど、マウンドに上がって何かのバランスがおかしかったのかな。でも、さすがに7回まで投げきってくれたっていうのは、一番勝ち星を挙げているピッチャーだなって思いました。

-今日は堀、北山、石川直の継投だった

新庄監督 今日はピッチングコーチにやってもらって。ピッチングコーチも僕も、勉強しながらのシーズンにしたいんで。今日は僕にいかせて下さい、今日はピッチングコーチ、山田さんがお願いします、っていうように、日によって替えているので。それも勉強の1つ。「あ~、ピッチングコーチは、こういう風に考えているんだ。でも僕だったら、こうするけどな」っていう答え合わせをしながら、どんどんどんどん、ゲームを重ねていきながら、ガッチリとした答え合わせが出来たらいいなと思います。

-打つ方は少ないチャンスを生かした

新庄監督 ね。(得点を挙げた回の安打は)2本。結果、1本で1点。あとはエラー。2本で2対1。面白いですね~、野球って。向こうは、8、9本打ってるのに…。どのチームも、少ないヒットで勝つ時もあれば、むちゃくちゃ打っても勝てない時もある。あとは、ピッチャー次第かな。

-理想としている僅差での勝利

新庄監督 毎日が勉強なので。毎日同じ試合はないから、その中で1つでもプラスになるゲームが出来たらいいなと思います。

-4回無死二塁での松本君のバントはサイン

新庄監督 セーフティー。ああいうゲーム展開だったので、彼も僕の方をチラッと見て「何かあるよ」っていうところで、答え合わせはできているので、一発でバントを決めてくれました。

-2回の清宮の右飛はフェンスに当たっていたように見える

新庄監督 あ、そう!あそこはね、ちょっとオレ、ブルーベリー足りなかった(笑い)。あれは捕ったと思った。あそこの距離は見えないですね。もっとアピールしてほしいよね。

-(一塁コーチャーの)紺田コーチだったり、清宮からも特に要求はなかった

新庄監督 ないないない。あ、そう。ワンバン?テクニックあるね~、杉本君。全員だまされた。ま、いいんじゃない?勝ったから(笑い)。あれヒットか。

-ヒット1本損した

新庄監督 いいよいいよ(笑い)。本人(清宮)も捕られたと思ってるでしょ。それよりも(右翼席に)放り込みたかったんじゃない? その(思いの)方が強かった。もう1個、2個くらい前で打ちたかったな…という表情に見えましたね。あれ、リクエストできるんでしょ? ああいう打球が飛んだら1回無駄にしてもいいから、リクエストを出します。今度から。ややこしいよ、難しくない? 僕は、ああいうプレーしたことがないから。僕ならノーバンで捕ってるので。足を(フェンスに)掛けて(笑い)。

-抑えは今後も石川直

新庄監督 そのへんは、バッターによって、堀君なのか北山君なのか。でも、ちょっと北山君は6、7回の方が、今のところはいいかな? って思うんですけどね。あとね(7回1死一塁の場面。一塁走者は清宮)せっかくエンドランで石井君が転がしてくれたのに、清宮君が止まった(笑い)。あそこ(送球が)当たってもいいから行きなさいって。ちょっと、野球を学んでもらいたいですね。エンドランの意味がなくなる。しゃがんで、ヘッドスライディングでもいいから。ね。止まってたらいかん。

日本ハム対オリックス 選手交代を告げる日本ハム新庄監督(撮影・佐藤翔太)
日本ハム対オリックス 選手交代を告げる日本ハム新庄監督(撮影・佐藤翔太)