首位を独走するヤクルトが9日、緊急事態に見舞われた。高津監督、山田、青木ら、1軍首脳陣、選手、スタッフ14人の新型コロナ感染が判明。陽性者多数のため、午後6時開始予定だった阪神戦(神宮)が中止された。振替日は未定。新型コロナによる中止は今季12試合目となった。

山田と浜田が8日に体調不良を訴え、PCR検査の結果、陽性判定を受けた。山田は同日の試合前練習に参加したが、試合では今季初めてベンチを外れていた。その他の12人は9日の定期PCR検査で陽性が分かった。自主隔離し、所轄保健所の指示を待っている。

この日、選手の一部は1度はグラウンドに姿を現したが、中止が決まると続々と帰途に就いた。高津監督は球団を通じて「十分に注意をしてきたつもりですが、このような事態になってしまい、本日の試合を楽しみにしていたファンの皆様には大変申し訳なく思っております。また皆がそろった時には、素晴らしい戦いをすることをお約束します」とコメントした。

2軍ではこの日、石山、丸山翔に続いて川端らの感染が判明し、2日連続でイースタン・リーグDeNA戦が中止になった。球団は10日の1軍阪神戦について、9日夕方時点では通常通り行う予定とした。だが2日間で1、2軍計18人の集団感染だけに、中止が続く可能性もある。

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