ソフトバンクが最下位の日本ハムに完敗し、3連敗。対日本ハムもこれで3連敗となり、対戦成績は7勝7敗の五分となった。日本ハム打線に3本塁打を許した藤本博史監督(58)は「日本ハムに対して、本塁打18本打たれている。多すぎるよね。昨日も今日も、決勝点につながる本塁打。注意していかないと」と唇をかんだ。

セットアッパー又吉の長期離脱が試合前に判明。ブルペンの苦しい状況を、先発東浜がカバーできなかった。4回にヌニエスから2ランを浴びるなど、初回の2点リードを守れず6回途中3失点で3敗目。「リズムの悪い投球でした。何とか我慢強く投げようと思っていたのですが、なかなかできなかった」。1カ月以上勝ち星がなく、日本ハム戦は18年から続いていた自身の連勝も9で止まった。

7回には又吉に代わり昇格した武田が清宮にソロ本塁打を被弾するなど、一方的な展開で敗れた。2位に浮上した西武とは2ゲーム差。藤本監督は「今はこのメンバーでやるしかないんやから。なんとか打破していかないと。苦しいのはどうしようもないことですから」と我慢の時を乗り越える。【山本大地】

○…4番柳田の先制打も勝利に結びつかなかった。初回1死二、三塁から伊藤の直球を中前にはじき返す2点適時打。「打ったのは真っすぐです。チャンスだったので、何とかランナーをかえそうと打席に入りました。コンパクトに打つことができました」。3試合ぶりの打点にコメントも弾んだが、チームは逆転負け。その後は内野安打を放ってマルチ安打としたものの2三振も喫し、主将の表情は暗かった。

▽ソフトバンク武田(今季初登板も清宮にソロ本塁打を浴び1回1失点)「今日のような試合展開の中で、絶対に追加点を与えてはいけない場面でした。2アウトまですごく良い形だっただけに、とても悔いが残ります」

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