巨人桑田真澄投手チーフコーチ(54)が「ワンチーム」で再浮上を目指す。7月は中日に次ぐリーグワースト2位の32得点、リーグワーストの56失点。12試合中10試合で先取点を奪われており、4勝7敗1分けと苦しむチームの課題となっている。

打線は今季初の2戦連続完封負けで、同最長の23イニング無得点中。阪神伊藤将に5月22日に続き2試合連続で完封負けを食らった。桑田コーチは「今日は伊藤君が素晴らしいピッチングをしましたね。やっぱりアウトローに確率良く決めてくる、本当に素晴らしいコントロールでしたよね。また梅野君にホームランを打たれたというところで、リードもさえてました。見逃し三振も多かったし、三振が多いっていうのはキャッチャーのリードが良くて、そこにピッチャーが投げきっているということ。今日は相手のバッテリーが素晴らしかったですよね」と敵ながら、脱帽した。

先制点を得るために、打線の奮起と、先発陣の粘りが必要になる。この日先発のシューメーカーは、1回に3連打で先制されるも、以降は粘り、7回途中6安打3失点にまとめた。桑田コーチはシューメーカーの粘りを評価しつつ「我々は、1つのチームですから。打てないときもあるし、打って助けてもらうときもある。打てないときはなんとか最少失点で踏ん張っていきたいと思ってみんなやっている。今日はそれがうまくいかなかったというところ」と助け合いの精神を強調した。【小早川宗一郎】

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