阪神近本光司外野手(27)が“神走塁”で、難攻不落の中日R・マルティネスから同点に追いつく1点をもぎ取った。

1点ビハインドの9回、先頭で中前打を放ち出塁。今季10度目の猛打賞でチャンスを作ると、すかさずに二盗にも成功した。その後、4番佐藤輝の遊ゴロの間に三進。1死三塁とすると、5番糸原の遊ゴロでスタートを切り、左足からスライディングして同点のホームを陥れた。前進守備を敷く中日遊撃手・土田の懸命なバックホームも、間一髪セーフ。中日立浪監督がリクエストを要求するも、セーフの判定は覆らなかった。

R・マルティネスは今試合前まで28試合連続無失点を誇っていた。鉄壁の竜の守護神から土壇場で同点に追いついた。