豪快な大ファウルがGOサインだ。阪神大山悠輔内野手(27)が18日広島戦(マツダスタジアム)から1軍復帰する。17日のウエスタン・リーグ中日戦で5日ぶりの実戦に臨み、攻守ともに違和感のない動きを披露。1軍ナイター中日戦後、矢野監督が「悠輔としゃべっても、(試合に)出て大丈夫ということなんで。明日から連れていきます」と明言した。
近親者の新型コロナウイルス感染で濃厚接触者となり、特例2022の対象選手として13日に出場選手登録を抹消。この日は12日の1軍巨人戦以来となる実戦だった。4回裏に代打登場すると、そのまま一塁守備に就いて2打数無安打1四球。「野球できていることが一番良いこと。思うように動かないところもあるけど、こればかりは仕方がない」。グラウンドに立てたという事実にホッと胸をなで下ろした。
8回の3打席目は内容が濃かった。右腕マルクを相手に7球ファウルで粘った末、フルカウントからの13球目を選んで四球。直前の12球目にはチェンジアップをとらえ、左翼ポール際に大ファウルも放った。一塁守備でも難しいバウンドの送球を巧みにキャッチするなど、ブランクの不安はない。今季チームトップの19本塁打、63打点をマークしている主砲の帰還は、チームにとって何よりの朗報に違いない。
大山不在の5日間は4勝1敗。懸命に勝利をもぎ取り続けた仲間の姿に、背番号3が奮起しないはずがない。「やっぱり離脱してからも(1軍のことを)考えていました。体調面のことはもちろん一番ですけど、その中でも戻った時にどうしたらいいかを考えていた。しっかり準備できたらいいと思います」。球宴期間突入まで残り6試合。頼れる男が再び虎の柱となる。【佐井陽介】



