BIGBOSSが新型コロナウイルスに感染した日本ハムは、山田監督代行の下、敵地でのオリックス戦に臨んだ。相手の中嶋監督と、捕手出身“監督”の対決に。新庄監督からは「好きなようにやって下さい」と指揮権を託された山田監督代行だったが、「そういうわけには、いかないので」と苦笑い。「ボスの意向に沿いながらも、僕らで考えて必死にやりたい」と使命感を燃やした。

1軍の首脳陣6人がコロナ禍で離脱を余儀なくされたため、この日、矢野、飯山、上田の3コーチが2軍から合流。上田2軍外野守備走塁コーチが一塁コーチ、飯山2軍内野守備走塁コーチが三塁コーチを務めた。混乱の中でも冷静に見えたチームだったが、1-3の3回はバッテリーエラーが重なって失点。さらに、首位打者の松本剛が中堅の守備途中に足を引きずって負傷交代と、嫌な流れを断ち切れなかった。

山田監督代行は、阪神時代に一緒にプレーした新庄監督から、絶大な信頼を得ている。試合前には「『ボスだったら、こうするやろうな』というのを頭に入れながら、サインを出していきたい」と、意気込んでいた。

○…田中が今季初黒星を喫した。2回に高めを狙った直球をマッカーシーに捉えられて先制2ランを献上するなど5回を8安打5失点(自責4)。試合をつくれなかった。七夕のプロ初勝利に続く連勝を逃し「今日の反省点を次回に生かしていけるようにしたい」。山田監督代行も「後半戦、引っ張っていってほしい若い選手。今日の反省を後半戦に生かしてほしい」とハッパを掛けた。

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