阪神先発のウィルカーソンが要所を締め、53日ぶりの白星を手にした。

6イニングのうち5イニングで走者を出したが、5回2/3を7奪三振5安打で無失点。5月27日のロッテ戦以来、6戦ぶりの5勝目をゲットした。「汗を止めたかった」という理由で長袖を着用して粘投。「今日はとにかく楽しもうと思った。どの球種もうまく交ぜられたのが良かった」と胸をなで下ろした。

直近の5試合は白星がなく、最長イニングが5回と苦しんでいた。「(勝てていない期間は)ちょっと力み過ぎていた、無駄な力が入っていた部分があった」。崩れれば2軍降格の可能性もあった一戦でその力みをなくし、先発ローテ争いの中で生き残った。矢野監督は「後半も頑張ってもらわないといけないピッチャー。後半に向けていい材料にはなってくれた」と高評価。来日1年目の助っ人右腕が、瀬戸際で息を吹き返した。

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