オリックスの助っ人マッカーシーが、2回1死二塁から先制、決勝の3号2ランを放ち、本拠地のお立ち台に初めて上がった。

「ヒーローインタビューに立つということは、チームが勝ったということ。(場所が)どこであってもヒーローインタビューに答えるというのは、素晴らしいこと」。6月7日ヤクルト戦以来のアーチに「少し日がたってしまった。チームの勝利に貢献できてうれしい」とほほを緩ませた。

この一撃でBIGBOSS不在の日本ハムに先勝。借金2とし、5位ながら首位と4・5差。「混パ」を勝ち抜くにはマッカーシーの長打力が不可欠だ。中嶋監督はここ最近は打席でのスイングが増えたとし、「手数が増えてきた。あまり手を出さずに(ボールを)見る外国人の方なのでね。珍しいタイプなんでね」と説明。「願ってますよ、本当に」と助っ人の打撃向上を祈った。シーズンは残り53試合。好球必打で上位チームを狙い打ち、貪欲にはい上がって見せる。【真柴健】

○…山岡が7回112球7安打1失点の粘投で今季6勝目を挙げた。防御率1・75は依然、リーグトップだが「調子が悪くて、なんとか最少失点でいけたらいいかなと思っていた」と苦笑いした。山岡は、この日が前半戦のラストマウンド。19年以来自身3度目の球宴に出場後、後半戦に向かう。

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