どうして、こんなに災難が続くのか。新型コロナウイルスでBIGBOSS不在の日本ハムは、山田勝彦監督代行(53)の下、オリックス戦(京セラドーム)に臨み、1-7で完敗。3回の守備中には、緊張の糸が切れたように守りでミスが重なった上に、リーグ首位打者の松本剛外野手(28)が足を引きずって負傷交代。嫌なムードを拭えないまま、3連敗となった。

また、主力にアクシデント発生だ。異変が起きたのは、1-3で迎えた3回の守備。日本ハムベンチが、凍り付いた。2死一塁から、二盗阻止を狙った捕手・石川亮が悪送球。それをカバーした中堅手の松本剛が、左脚を引きずりながらベンチへ引き揚げた。負傷交代となり、そのまま大阪府内の病院へ直行。実は3回の第2打席で、自打球を左膝に当てていた。球団は「詳細は明日(19日)判明します」と説明するに留めたが、首位打者が離脱となれば、大幅な戦力ダウンは避けられない。

試合前「『ボスだったらこうするやろうな』っていうのを頭に入れながら、サインを出していきたい」と話していた山田監督代行は、初采配を終えて「選手たちが最後まで諦めずに声を出して、元気を出してプレーしている姿を見ていたら、明日につながるんじゃないかなと感じた」。この日、唯一の得点をたたき出すなど、2安打1打点だった選手会長の近藤は「苦しい状況に変わりはありませんが、1人1人ができることをやっていくしかない。今いるメンバーで、明日も全力で試合に臨みたい」と、チームを鼓舞した。【中島宙恵】

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