オリックスが逆転勝ちした。2連勝で前半戦を終え、6月7日以来の貯金「1」でターンした。

中嶋聡監督(53)は「最初の方はチャンスをつぶしてしまったけど、よく追いついたし、よく点を取っていった。みんなが貢献してくれた」と野手陣の働きを称賛した。

1-4と劣勢だった5回、1死二、三塁から宗佑磨内野手(26)の右前打、紅林弘太郎内野手(20)の右前打、若月健矢捕手(26)の左犠飛と3者連続打点で追いついた。

続く6回、杉本裕太郎外野手(31)の右中間二塁打で2点を勝ち越した。7回には若月の1号ソロで3点差に広げた。宗、若月と並んでお立ち台に立った杉本は、絶不調から盛り返した前半戦について「良いこともあれば、悪いこともある。これも人生だなと思って切り替えて頑張るようにしています」と語った。

先発の田嶋大樹投手(25)が5回4失点。「何とかリードを守りたいという気持ちが投球を硬くしてしまったと思うし、守りの投球になってしまったことを反省したい」。

追いついた直後の6回、2番手で登板した比嘉幹貴投手(39)が3者三振に切った。中嶋監督は「あそこをしっかり止めてくれたのが、そのまま(裏の勝ち越し)点につながったと思います」と勝利のポイントに挙げた。

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