午前中の悪天候により東京湾岸を大移動しながら6試合を消化。宜野湾ポニーズ(沖縄)と江東ライオンズ(東京)が決勝戦に進出した。

東京・江戸川区球場で試合を行う予定だった4チームは、早朝からの降雨により土のグラウンドがぬかるみ、即時の開始を断念。バスなどで人工芝グラウンドの千葉・市原市のゼットエーボールパークに移動。午後から準々決勝を開始し、湘南ポニー(神奈川)が三潴ファイターズ(福岡)を、宜野湾ポニーズ(沖縄)が埼北ポニーウィンズ(埼玉)を破った。準決勝は宜野湾ポニーズが湘南ポニーを10-0の大差で破った。

大田スタジアムは連覇を狙う江東ライオンズが愛知木曽川ポニーと準決勝第1試合。雷雨のため試合開始が1時間以上遅れ、数十分の中断を経て迎えた最終7回表に阿部賢士郎(3年)が逆転3ランを放ち勝ち抜いた。福岡県勢の激突となった第2試合は筑後リバースが糸島イーグルスに快勝。第3試合は球場の予定により、使用できなくなったため、決勝進出の2チームはグラウンド整備を終えた江戸川区球場に移動。照明が点灯される中、5回裏に1点を追う江東ライオンズが1死二、三塁の好機をつかむと永尾愛蓮主将が左前タイムリー。二塁走者は際どいタイミングだったが、代走・貝塚京吾(3年)が滑り込み逆転した。代走専門で今大会打席のない貝塚は「出番だと思っていました。本当は打撃にも自信があるけど、自分の役割を誇りに感じます」。スペシャリストの好走で弾みをつけ、7-4で筑後リバースを振り切った。

また、1年生大会の「全日本選手権ポニーブロンコ大会」は香取Pポニージュニア(千葉)と埼北ポニーペガサスジュニア(埼玉)が決勝に進出。

両大会の決勝戦は27日、江戸川区球場で行われる。