全国から64チームが出場、首都圏16球場で開幕した。

富士見(関東連盟)が長岡(信越連盟)を3-1で破り初戦突破した。先発の吉田瑞己が9安打を浴びながら1失点で完投した。「調子が良かったのでストレートで押しました」とニッコリ。強力打線は3安打に封じられたものの、好走塁などで3点を挙げた。柳賢心主将は「打てなくても点がとれる野球に取り組んできた成果がでました」と喜んだ。

春の全国選抜大会優勝の世田谷西(関東連盟)は5回まで高松(関西連盟)に1-2とリードされる劣勢だった。6回表に1死二、、三塁で高松先発の金藤太志が90球の球数制限に達して降板。救援投手の初球を曽宮藤雄が右前に転がし逆転。最後は5-2で春夏連覇へスタートを切った。曽宮は「フライアウトが多かったので、直球だけを狙って、ゴロかライナーを打つことだけ考えた。春の全国は自分がやらかして苦戦したので、今度は苦戦を救えてよかった」と、喜んでいた。

10度目の優勝を目指す調布(関東連盟)は4-1で初戦を突破した。恵庭(北海道連盟)から、1回裏に2点先制。2回にも相手守備の乱れで1点を加えた。先発右腕森賀碧(3年)はここ一番で見せる直球の威力と丁寧な投球が光り、5回無失点の好投。森賀は打っても1点をかえされた直後の7回に適時打も放った。「狙っていたカーブをうまく打てました」と右前に運んだ。

そのほかの結果は以下の通り。3日に2回戦16試合が行われる。

 

▼練馬2-0新潟江南▼秋田北5-2東近江▼五條9-1熊谷▼武蔵府中2ー0延岡▼取手9-0福井嶺北▼瑞穂10-7尼崎西▼東練馬5-3名古屋北▼札幌大谷8-1海老名▼佐倉6-1摂津▼東北楽天7-2香取▼世田谷西TC4-0東広島▼北摂10-3甲府南▼千葉西4-2三田▼大分中学2-0尾道▼相模原8-3仙台宮城野▼行田11-8盛岡姫神▼姫路西8-2新潟北▼川崎中央9-2札幌北▼兵庫北摂5-2浜松南▼白山2-1広島佐伯▼新津五泉村松3-2福岡南▼橿原磯城3-0東京神宮▼青森山田7-0熊本北部▼神戸中央11-9秦野▼札幌新琴似7-0洋野▼東成7-5仙台中央▼豊田5-1戸塚▼知多東浦11-3上田南▼栃木下野3-2守山