阪神中野拓夢内野手は球団史上8人目のルーキーイヤーから2年連続規定打席に到達した。6回1死で左飛に倒れた打席で今季443打席をクリアした。プロ2年目はここまで全100試合に遊撃スタメン出場し、打率2割7分8厘、4本塁打で6月下旬からは1番に定着している。この日は4打数無安打に終わったが、リーグ3位の17盗塁と俊足も健在だ。

守備面でも安定感がアップ。前日3日には「打者の足であったり、そういうことがすべて頭に入った中でプレーできている。投げることに関しても、しっかり足を使って守ることができている」と充実感を漂わせていた。すでに遊撃レギュラーの座を完全に奪取した形。現在424打席の佐藤輝も規定打席到達が確実となっており、2リーグ分立後ではセ・リーグ初となる、同一球団2人そろっての新人年から2年連続規定打席到達が近づいてきた。

▼中野が今季の打席数を444とし、セ・リーグの年間規定打席443を超えた。中野は昨季も525打席で、規定打席を満たしていた。新人年から2年連続で到達した阪神の選手は、2リーグ分立後8人目。最長は吉田義男の13年連続。なお現在424打席の佐藤輝も規定打席にあと19としている。同一球団の中野と佐藤輝が2人そろって新人年から2年連続規定打席に到達すれば、62~63年の東映岩下光一&青野修三以来、59年ぶり6組目(2リーグ分立後)。セ・リーグでは初となる。

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