ロッテ佐々木朗希投手(20)が6回5安打3失点(自責2)で降板し、今季初の連敗で3敗目(6勝)を喫した。91球を投げ、直球の最速は160キロ。ソフトバンク東浜との「完全試合VSノーヒッター」の投げ合いに敗れ、6月22日の西武戦以来、3試合連続で勝利から遠ざかる。

序盤は自らの失策が失点につながった。

1回は11球で3者凡退の立ち上がりだったが、続く2回に3点を失った。先頭の柳田にスライダーを右翼席へ運ばれ先制点を献上。1死後に2連打で1死二、三塁とすると、投前へのスクイズを後逸。自らの失策(記録は犠打と失策)で2点目を失った。なおも1死一、三塁からスクイズを決められ、この回だけで被安打4、3失点を喫した。

3回は持ち直して中軸を3人切り。牧原を158キロ見逃しで3球三振とし、前の打席で本塁打された柳田にはフォークで二ゴロを打たせた。デスパイネからはフルカウントの7球目、外角低め158キロでこの日3つめの三振を奪った。

4回は2死から川瀬に中前打されたが、続く甲斐を4連続直球後のフォークで見逃し三振に仕留めた。この甲斐から6回1死の柳田まで、5者連続三振をマーク。周東はフォークで、今宮、牧原、柳田は直球で空を切らせた。

6回は3者凡退締め。デスパイネを三ゴロに打ち取った後、最後に中村晃を159キロで空振り三振として、奪三振を今季7度目の2ケタに乗せた。

徐々に調子を上げたが、2点ビハインドのまま、この回限りで降板。チームもソフトバンク東浜を打ち崩せなかった。

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