ロッテ佐々木朗希投手(20)が今季初連敗を喫し、チームも3連敗で自力Vの可能性が消えた。佐々木朗はソフトバンク東浜との「完全試合男VSノーヒッター」の投げ合い。6回5安打3失点(自責2)で先にマウンドを降りた。

2回、先頭の柳田に先制ソロを浴びた。1死から連打で二、三塁とすると、投前へのスクイズを後逸。自らの失策(記録は犠打と失策)で2点目、なおも一、三塁からスクイズで3点目を失った。「2回だけ単調なフォーム、単調なボールになり、そこが打たれた原因だと思います」。

崩れたのは2回だけだった。「その後はしっかり修正できて、いい形で投げることができました」と直球とフォークで立て直し、3回以降に許した出塁は単打1本のみ。4回2死からの5者連続を含む10三振で、奪三振を今季7度目の2ケタに乗せた。最速は160キロを計測した。

だが打線が東浜を攻略できなかった。チームは後半戦2勝9敗と、早くも3度目の3連敗。3安打した荻野、新型コロナから復帰した高部の1、2番は好調だ。井口監督は「早い回で相手先発を捉えたい。3、4、5番が何とかかえしてくれれば」と中軸の奮起を期待した。

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